三好邸の前まで来ると広くなっています。この上が三好製陶所。
小野田の皿山では、あちらこちらで瓶垣を見かけますが、これらは焼きキズのある瓶を使い、その郷土を利用して造られたものです。この場所にも六十余年前に築かれた上下二段の瓶垣がありました。しかし、長年の間に地盤のゆるみが原因で所々に瓶の割れや、並びの不揃いな箇所が見受けられるようになりました。そこで、永久保存を願いつつ、一旦瓶をすべて撤去した後、復旧工事に取りかかりましたが、取り除いた瓶垣の更に内部六尺の土中にも、古い瓶垣がありました。今回は、その古い瓶も全部取り出し、再び使用しました。従って、ここでは百年以上前の当家初代窯以来、代々の窯で制作された瓶が歴史を物語っています。 改修完成日平成十二年八月五日(現地の説明板による)
三好邸の右には煙突が見えています。このあたりにも製陶所があってその名残なのでしょうか。
この煙突のまわりにも硫酸便の残骸があちこちに見られます。
煙突の奥の家も硫酸瓶を使った瓶垣がありました。その前にも大きな2つの硫酸瓶がありました。
では。
(撮影日2010.05.13)