香山公園にある雪舟像です。
五重塔の前の池の右にあります。
画聖 雪舟
雪舟は応永二十七年(1420)に備中の国に生まれた。長じて僧となり、京都の相国寺に入って、禅学と共に画技を学んだ。その後四十才後前後に、山口に来て天花の雲谷庵に居を定め、画筆に親しんだ。応仁二年(一四六七)大内氏の遣明船にのって中国に渡り、絵の修行に励むと同時に中国の風物に接した。文明元年(一四六九)日本に帰った雪舟は、山口に居住していたが、その後漂泊の旅に出て、再び山口の戻ったのは文明一八年(一四八六)頃と思われ、雲谷庵をアトリエとして多くの傑作を残している。有名な国宝「四季山水図」もこの年に描いている。以後、雪舟はあまり漂泊をすることもなく主として山口で制作を続けていたものと思われる。雪舟の没年、場所については諸説があるが、現在では永正三年(一五〇六)八十七才で没したというのが定説となっている。雲谷庵は、この向の山裾の跡が残っている。雪舟は朝な夕なそこから五重塔を眺め、山口の美しさを感じたことであろう。(現地の説明板による)
では。
(撮影日2008.11,09)