雨の日の中原中也記念館
雨の日の中原中也記念館

雨の日の中原中也記念館

雨の日の中原中也記念館

今年は野菜のできが悪くなるくらい春先から雨が多くて、5月にもかかわらず、もう梅雨に入ったのではないかと思えるほど、雨の日が続いています。中原中也記念館を訪れた5月18日も、午後から雨が降りだして、駐車場に着いた時分にはどしゃぶりになっていました。少し離れた駐車場から温泉街を歩いて入ったところでは床が雨に濡れて真っ黒になっていました。この入り口の床は、JR山口線の枕木を並べてつくられています。短い短冊形の板が何枚も何枚も並べられてできています。博物館入り口の方向を見ると、水が染みこんだ床が雨で光っていました。

中原中也記念館は固定の展示と、常設展示、企画展示と3つの柱があって、それぞれが切り口、期間、内容が違います。行くたびにどこか内容が違っていて、足を運ぶたびに新しい発見があります。この日は常設展示が「『山羊の歌』まで」、企画展示が「第15回中原中也賞」でした。常設展示のテーマは1年で変わりますが、企画展示は3ヶ月で変わります。そういえば、前回も中原中也賞の展示を見た覚えがあるので、同じ時期に来たのでしょう。今調べたら2008年の6月14日でした。

中原中也賞の今回の受賞者は文月悠光(ふづき ゆみ)氏。詩集を出すだけでも早いと思うのに、受賞したときは18歳。展示してある詩を読んでみるとさすがに賞を得ただけのことはあります。また、詩集を自費で出しす行動力もたいしたものです。ぜひ詩集を買って読んでみたいと思います。ホームページはこちらです。文月悠光 blogはこちらです。お月さまになりたい。雨のせいか、私以外には1人しか入館者がいませんでしたが、どうも地元の人らしかったです。きっと観光客もたくさん訪れるのでしょうが、この日のように人が少ない方がゆっくり見れていいですね。

では。