Pと言えばP感覚。なのですがこれが分かる人がどれだけいるだろう。ではV感覚は?。そしてA感覚。こうして3つ並べると、なんとなくわかるかもしれない。
Pはペニス、Vはヴァギナ、Aはアナルです。
愛の美学。それも少年の。高校時代にこういう異端に傾倒して感じ取ろうとしたけど体験がなければ無理というものです。今の私のように死ぬ一歩手前まで来ても、いまだにそういう世界は開いてませんね。
「少年愛の美学」稲垣足穂。
A感覚がすべての源だそうだ。そうなのか?本当に?残念ながら痔に悩みつつある輩には縁がない感覚だろうね。アマゾンで調べたのだけどこの本は絶版のようで、古本しか見つかりません。電子書籍化もないだろうしね、もし読みたい人がいたら中古で探すしかないようです。
さて、このタイトルのPはP感覚ではなくてPUNKのPです。残念ながら、ペニスの刺激だったらエロスな小説になるのかもしれないけど、パンクと言って想像するのはパンクロックです。既存の世界への反抗、しいていえばサブカルチャーという意味なのかな?
初期のパンクは様々な影響から生まれたもので、Jon Savage はこのサブカルチャーを、西洋で第二次世界大戦以後に存在したあらゆる若者文化を「安全ピンでまとめてとめた」ような「ブリコラージュ」だと称した。(ウィキペディア)
どこかの集団自殺、よくわからないけどモデルは人民寺院かもしれません。言葉の魔術による世界の反転があって、ドラッグによる世界の変容が描かれてます。サイキックTVの「テンプルの預言」を聞きながら読むと臨場感がでていいかも。(これも廃盤だけど。)
もっと詳しく描写してほしい所がすっ飛ばされていたり、意味不明な描写もあったりするので、(これはプロットの展開を急ぎすぎている感じがあります)もっとくだいてわかりやすく書き直して、そうですね、今の倍くらいの長さにしたら紙の本で出版にしてもいけると思います。感想といわれてもなんだかよくわからない、というのが実感です。おどろおどろしいところは私好みなんですけどね。
ぜひ。