関門トンネル人道を歩いてきました。その3和布刈神社
関門トンネル人道を歩いてきました。その3和布刈神社

関門トンネル人道を歩いてきました。その3和布刈神社

和布刈神社(めかりじんじゃ)

トンネルを出てすぐ左へ行くと和布刈神社(めかりじんじゃ)があります。

和布刈神社(めかりじんじゃ)

神社の横には関門大橋の橋脚があります。ここからは橋の下の潮の流れが目の前で見れます。関門海峡はいつも船が行き交っています。上の写真に写っているように門司港レトロから自転車で来る人もいますね。

和布刈神社(めかりじんじゃ)

和布刈神事についての説明板がありました。松本清張の小説「時間の習俗」の冒頭ではこの和布刈神事について書かれてましたね。

和布刈神社(めかりじんじゃ)

和布刈神社についての説明板。英語でも書かれてます。境内には松本清張の文学碑もあります。

和布刈神社(めかりじんじゃ)

和布刈神事は対岸下関の住吉神社でも行われています。住吉神社の神事は公開されてませんね。

和布刈神社(めかりじんじゃ)

和布刈神社(めかり・じんじゃ)
九州最北端に位置するこの神社は社記によると、仲哀天皇九年に比賣大神、日子穂穂手見命、うがや不合命、豊玉日賣命、阿曇磯良神の五柱の神を祭神として創建江戸時代までは、速戸社とか隼人社と呼ばれていました。近世末までは、時の領主である大内氏、毛利氏、細川氏、小笠原氏の崇敬庇護厚く、神殿前には細川忠興公が寄進した灯籠があります。この神社には古くから和布刈神事が伝えられていますが、李部王記によれば、和銅三年(七一〇)に和布刈神事のわかめを朝廷に献上したとの記録があり、奈良時代から行われていたものです。神事は、毎年旧暦大晦日の深夜から元旦にかけての干潮時に行われます。三人の神職がそれぞれ松明(たいまつ)、手桶、鎌を持って海に入り、わかめ刈り採って、神前に供えます。わかめは、万物に先んじて、芽をだし自然に繁茂するため、幸福を招くといわれ、新年の与祝行事として昔から重んじられてきたものです。神事のうち、わかめを採る行事は、県の無形民俗文化財に、また、当神社に伝存する中世文書九通は、市の有形文化財に指定されています。(現地の説明板による)

和布刈神社(めかりじんじゃ)

海の中に灯籠があります。

続きます。

(撮影日2008.12.17)


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