第三次世界大戦

43/1000「第三次世界大戦3 パールハーバー奇襲」大石英司

ただ僕は、戦争の最中に、必死に生きようとするあの二人を見て、そこに光を感じたんだ。人間が立ち戻るべき愛を見た気がした。

二人の無事を祈っている。やがて平和を取り戻したハワイで、二人が平凡な日常を過ごし、幸せに暮らしてくれることを祈っている。

伝えたいことは、どうか生き延びてくれ。それだけだ……。

３巻目にして戦争が始まります。中国が観光客のふりをしてハワイに上陸し占領します。ハワイのでは日系人レジスタンスが中国軍と戦闘し、中国の南沙、西沙への報復攻撃が行われます。

やっと面白くなりました。こういった小説は架空の物語として純粋に楽しむのがいいです。それ以上でもそれ以下でもないのですが、いかにもという感じです。

映画にするとすれば全編モノクロの戦いの中でレジスタンスの男女の「アラ・ワイ運河の恋人」の部分だけが色あざやかなカラーに染まっていて鮮やか。この二人のこれからが非常に気になります。

第三次世界大戦が中国とアメリカからどこまで拡大するのか興味は尽きないですね。

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