長生炭鉱跡(ピーヤ)
長生炭鉱跡(ピーヤ)

長生炭鉱跡(ピーヤ)

長生炭鉱跡

国道190号線を大沢で海岸道路に入ると目の前に周防灘が見えてきます。

 

長生炭鉱跡

堤防越しに、海の中からコンクリートの筒2つ突き出しているのが見えてきます。これは何?。子どもたちはひょっとしたら学校で習うのかもしれませんが、宇部市民でない私は学校で教えてもらったことはないです。

 

長生炭鉱跡

この筒はここが元長生炭鉱であったことを示すものです。この排気口はピーヤと呼ばれています。海底炭鉱の排気と排水のためのものです。駐車所はありませんが、道路の脇に車を止めました。階段があって、堤防から海岸に降りれます。砂浜があって、目の前にこの塔が見えています。

 

長生炭鉱跡

長生炭鉱は宇部炭田の一つで、1914年に開坑され1942年閉坑されたそうです。閉鎖されてすでに70年が経っています。炭鉱は海岸の浅い地層にあったために、海底陥没や海水進入による水没事故が数多く起こったそうです。

 

長生炭鉱跡

1942年2月3日、水没事故で朝鮮人133人を含む183人が死亡し、長生炭鉱は閉坑になりました。この事故の犠牲者は今でもこの海底に眠ったままだそうです。風が強く波は結構荒いです。

では。

(撮影日2009.01.23)


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