あまたの声五月雨のごとく ぼくの読書法 こころの歌

Trans-Siberian Orchestra "Christmas Canon Rock"

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ある年のクリスマスイブ、コートの襟をたてて冷たい風を避けながら街の中を歩いていた。手をポケットに入れて、体を縮こめて震えながら、一人だった。見知らぬ街に来て9ヶ月、なじめない仕事、なじめない上司、なじめない街。

賑やかなメロディが雑踏越しに聞こえていて、避けた人の背中越しに上に登る階段が見えていて、階段を登って入ったその店でSと出会った。何を話したのか全く覚えていないのだけど、一人の夜ではなくなったことだけは覚えてる。飲みすぎて酔っ払って、お金が足りなくなって名刺とコートを置いて帰った。

店の外に出ると酔った体に寒さが気持ち良かった。

クリスマスといえば  "Trans-Siberian Orchestra" の "Christmas Canon Rock" 。

912/1000 「調書」ル・クレジオ。やっと読み終えた。この発達障害的な青年の行動は文学的であっても社会的ではないなあと俗物の私は思うのでした。どこからともなく来たアダムは結局どこへも行くことが出来なかった。本の帯に池澤夏樹の「主人公アダム・ポロはぼくだと思った」という推薦文が書かれています。こう思うのは(私もこう思うところがあったので)池澤夏樹だけでないでしょう。

では。

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