大江健三郎の「救い主が殴られるまで 燃え上がる緑の木第一部」を読み始めました。
いつ買ったのか覚えていません。気が付くと本棚にありました。備蓄本です。読もう、読みたいと思って全く手を付けていませんでした。3日かかって第1章を読み終えました。(先は長いです。)
読みながら、電子書籍だとマーカーを引く文章をノートに万年筆で書き写しています。万年筆を使う前はフリクションを使っていました。間違えると消して書き直していたのですが、人に見せるものじゃなし今は書き飛ばしています。
このノートは感想を書くためのものでも要点をまとめるためのものでもなくて、マーカー代わり。書くことは脳にもいいらしいし記憶にも残りやすいです。飽きたらやめるつもりですが、今のところ万年筆の書き心地がいいので続けています。
大江健三郎の文章は分かりにくいと思っていたのですが読みにくくありませんでした。どちらかといえばとても読みやすいです。大学の時に読んだ「洪水はわが魂に及び」が読みにくかったと記憶があってそれを引きずっていたようです。
ギー兄さんは「洪水はわが魂に及び」で出てましたよね?。巫女なのかシャーマンなのか神なのか、奇跡を起こす(死んでしまう)「屋敷」のお祖母ちゃん、男として生きていたことを意識させられながら女として生きているサッチャン、異様な環境がとても興味深い。
これまで読まずいたのが無駄な時間でした。早く読めばよかった。今は間に合ってよかったと思っています。(何にって、ボケるまでに。)
この件に限らず、私はいつだってぐずぐずしています。
行こう行こうと思って1年以上ピロリ菌の治療には行っていないし、売りに出している実家の家は買い手がつかずそのままになっているし、リビングのソファはぼろくずを出すので掃除が大変、冷蔵庫は庫内の蛍光灯が切れたままうるさく動いています。他にも似たようなことがまだたくさんあるような気がします。ぐずぐず男です。
迷うのは無駄。決断はすぐに、行動は素早く。
そう思うんですけどね。ぐずぐずが止まりません。
では。