下関市内日の円福寺。
円福寺末木観音
円福寺は享保十年(1725)白老和尚の開山とされているが、本尊の観音菩薩像からいえば、古くて平安時代にさかのぼる。鬼ヶ城山の北隣にある狩音山(唐人山とも)の八合目に寺が創建され、ここに同観音菩薩が祀られてあったという。この寺は、伝えによると、平安時代の後期、華厳宗の大本山である奈良の東大寺の三祖となった高僧、実忠の開いた寺で、観音菩薩像は彼の作であるといわれている。実忠は、大和から来て、安岡の竹生寺を開いている。このとき一本の木を本木、中木、末木にして観音像を作った。その末木で作られた観音像が円福寺の本尊の観音菩薩像であるといわれている。これから末木観音とよんでいるわけである。内日ふるさとづくり協議会(現地の説明板による)
内日にある円福寺の本尊、末木観音の由来です。詳しいことはこれ以上はわかりません。
お寺なのに鳥居がありますね。
では。
(撮影日2009.02.11)