おいとまして 葉ざくらのかげがながくすずしく 山頭火
山口市内を流れる一の坂川沿いの山頭火の句碑。
この日は石碑も雨に濡れ寂しげに見えました。今年はもうすぐ桜の季節、句碑も桜色に染まります。今は枝ばかり目立ちますが、山頭火が見た景色も葉桜だったようです。
この石碑は漂泊の俳人種田山頭火の句碑であります。山頭火は後河原を、こよなく愛し、旧田辺家での句会には何時も出席し、一の坂川を散策したようであります。この句は昭和九年六月二十九日に作られた物です。(現地の説明板による)
私をかわいがってくれた、もう何年も前に亡くなった伯母が一の坂川に面した家に住んでいて、遊びに行く際はこのあたりを必ず歩いたものです。ここにくるとなんとなく落ち着きます。
道は舗装されてきれいに歩きやすくなっていますが、川の流れはかつてと変わりません。パークロードの人工的な風景に比べて落ち着きます。
桜の季節にもう一度出かけてみようと思います。
では。
(撮影日2008.08.16)