キワ・ラ・ビーチの横にある若宮古墳群
キワ・ラ・ビーチの横にある若宮古墳群

キワ・ラ・ビーチの横にある若宮古墳群

若宮古墳群

若宮古墳群はキワ・ラ・ビーチの山側にあってビーチから行くことができます。

 

若宮古墳群

若宮古墳群は古墳時代後期(約1400年前)に造られた東西に並ぶ5基の古墳群で東から順に1号墳~5号墳と呼んでいます。古くから墳丘(盛り土)や天井石など石室の一部がなくなっていましたが古墳の形は円墳と思われます。内部の石室は玄室と羨道からなる横穴石室で、2・3・4号墳は玄室と羨道の間に前室を設けた複室構造をしています。勾玉・管玉・耳環などの装身具や鉄製品、須恵器などが副葬されていましたが、人骨は発見されませんでした。現在石室保護のため3基を埋め戻しています。なお盛り土は古墳当時に比べてかなり小さくしています。古墳に眠る人々は、波雁ヶ浜での製塩業や花ヶ池窯での須恵器生産に関わった、地域の有力者とその家族ではないかと考えられています。(現地の説明板による)

 

若宮古墳群

5号墳。
石室は若宮古墳群の中で最小で、玄室は奥行き1.93m、幅1.87mで、ほぼ南に開口しています。勾玉、管玉、切子玉、ガラス小玉などの装身具が出土しています。また耳環5点出土し、少なくとも3人は埋葬されたのではないかと考えられています。(現地の説明板による)

 

若宮古墳群

4号墳。
若宮古墳群の中で最大の石室を持ち、玄室は奥行き2.55m、幅2.1m、前室は奥行1.44m、幅1.79mでほぼ南に開口しています。耳環、切小玉や珍しい釣針状鉄製品の他に、前室から34点もの完形の須恵器、土師器や鉄斧、鉄鏃が出土しています。(現地の説明板による)

 

若宮古墳群

3号墳。
石室の構造がわかるよう、盛り土をせずに出土状態のまま保存しています。天井石はすでにありませんが、玄室、前室、羨道が残っています。各部屋の境には框石を置いてそれぞれを区画しています。また、床には一面に円礫が敷きつめてありました。盗掘されたものと思われ、副葬品はわずかで、刀子(小型ナイフ)や鉄鏃、須恵器などが出土しています。(現地の説明板による)

 

若宮古墳群

2号墳。
玄室は奥行1.95m、幅1.8m、前室は奥行1.15m、幅1.17m、羨道は長さ2.1mで、ほぼ南に開口しています。(現地の説明板による)

 

若宮古墳群

現地の説明板です。
1号墳は見あたりませんでした。どこにあったんでしょうか?。

では。

(撮影日2009.04.01)


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