鏝絵(こてえ)とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことである。左官職人が鏝で仕上げていくことから名がついた。題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて極彩色で表現される。これは財を成した豪商や網元が母屋や土蔵を改築する際、富の象徴として外壁の装飾に盛んに用いられたからである。(Wikipedia)
豊浦町の室津の鏝絵です。海水浴場横の海岸沿いの住宅の路地に入ったところにあります。このあたりの路地は狭いので車は海水浴場の駐車場に止めるといいと思います。
すれ違った女子中学生から「こんにちわ」と、あいさつををされました。小学生らしくてとても好感が持てます。つられて私も笑顔で返事を返しました。
ほとんど地元の人ばかりなので、よそ者に対してもとても親密な感じです。鏝絵を探して建物の上の方ばかり見て歩きます。
室津の鏝絵は岩見の左官、冨永枡市の作品といわれています。下関では鏝絵はここ室津と、王喜の畑地区に残っています。有名なのは大分の安心院の鏝絵。いつか行ってみたいと思います。
ここは建物と建物の間に隠れていてわかりにくかったです。撮影した場所以外にもあるようなのですが、探しきれませんでした。詳しい案内などがあるとわかりやすいと思いますね。印刷物でなくてもいいので下関市が調査してまとめてくれないかな。
では。
(撮影日2008.10.25)