言葉に寄せて

山口十境の詩その2氷上に暑を滌く(ひかみにしょをさく)

投稿日:2010/09/20 更新日:

氷上に暑を滌く(ひかみにしょをさく)

氷上の興隆寺梵鐘横にある、山口十境詩「氷上に暑を滌く」の詩碑です。

 

氷上に暑を滌く(ひかみにしょをさく)

氷上滌暑

光凝山罅銀千疊
寒色淸人絶欝蒸
異國更無河朔飮
煩襟毎憶玉稜層

光は山罅(さんか)に凝(こ)れり、銀千畳(ぎんせんじょう)
寒色は人を清(すず)やかにして、欝蒸(うつじょう)を絶つ
異国には、更に無し、河朔(かさく)の飲(いん)
煩襟(はんきん)には、毎(つね)に憶(おも)ふ、玉稜層(きょくりょうそう)

 

氷上に暑を滌く(ひかみにしょをさく)

氷上の由来
夏の陽光は山あいの氷上の地に差して動かず、
見るまにあたりの千畳敷の広さが銀色に輝く。
この寒さすら感じさせる光景は
人に清涼感を与えて蒸し暑さを絶つ。
しかしここは日本なので中国の河北地方で行われる
暑気払いの酒を酌む風習などまったくない。
わたしのむねのうちにはふるさと中国の
山々の姿が去来するばかりである。

山口県文書館所蔵の興隆寺文書によると、氷上山興隆寺は南北朝期から大内氏の氏寺とされていたとあり、創建者は大内氏の始祖琳聖太子といわれている。この地域は古くから大陸系の文化を持った人々が住んでいたことが、古墳の発掘調査でも明らかで、
氷上地区は大内氏による山口の創成期であった。(抄。説明板による。)

 

氷上に暑を滌く(ひかみにしょをさく)

この氷上地区はとても静かな地区で、この詩にあるように自然が残っていてとてもいい場所だと思います。

では。


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