古江小路を出て、左(南)へ向かいます。左は土塀が続きます。右は長府毛利邸の石垣です。
毛利邸の入り口は切り通しの突き当たりを、旧山陽に出てすぐ右です。
開場時間:午前9時~午後5時
休業日:年末年始(12月28日~1月4日)
長府毛利邸(長府惣社町)
長府毛利邸は、長府毛利家第十四代当主の毛利元敏公が、東京から帰住するため、この地を選んで建てた邸宅で、明治三十一年(一八九八)に起工し、明治三十六年六月二日に完成した後、大正八年(一九一九)まで長府毛利家の本邸として使用されました。
その間、明治三十五年十一月には、明治天皇が、熊本で行われた陸軍大演習をご視察の際、当邸を行在所として使用され、一部の部屋は当時のまま残されていて、往時を偲ばせてくれます。
また、津軽家に嫁がれ、常陸宮華子妃殿下の御生母となられた久子様(元敏公のお孫さんにあたる)も、この御屋敷で幼少時代を過ごされています。
邸内にある庭園は、池泉回遊式で苔・石・池・楓・灯籠等配置の妙は、新緑や紅葉の季節に一段と映え、しっとりとした日本庭園のたたずまいを感じさせてくれます。(現地の説明板による)
続きます。
(撮影日2009.07.27)