奥の角の方あった桑の木。この写真の右のほうが横枕小路で、この塀の向こうは家になっています。
帽子のように丸く山になっています。
全部で3つありました。
下関市は、日本で最初に中国から蚕種(生糸をつくるカイコの卵)がもたらされた地であり、長野県上田市はその蚕種により江戸末期から昭和初期にかけて蚕糸の都として繁栄を極めました。
また下関出身で近代蚕糸教育の先駆者である三好米熊氏が全国初の蚕業学校「小県蚕業学校」の初代校長に迎えられた縁などから、下関と上田は2007年8月両市の歴史的つながりを尊重しながら、交流を深めることで合意いたしました。
これを記念して、蚕の飼料である桑の中で「しだれ桑」が上田市及び上田東高等学校同窓会から寄贈されました。
しだれ桑は、小県蚕業学校で育苗されていたものが、「蚕都上田」にちなんで上田市役所や上田城跡公園等に植えられ、現在は観賞用や街路樹として利用されています。下関と上田が「絹の糸」によって絆が深まり、歴史的交流のシンボルとして両市のさらなる交流を願い、この地に植樹いたしました。2008年5月7日 長野県上田市・山口県下関市(現地の説明板による)
蚕種渡来之地記念碑にもしだれ桑がありますが、こちらの方がしだれ具合がよくわかりますね。
(撮影日2009.07.27)