関門トンネル人道を下関から門司まで歩いてきました。
関門国道トンネルは2層構造になっていて人が通れる人道は車道の下にあります。
車道入り口は椋野の自動車道下関ICの近くにありますが
人道の入口は壇ノ浦に面した国道9号線、みもすそ川公園の前にあります。
門司側の入り口は和布刈(めかり)神社前の近く、関門橋の橋脚のすぐ迩くにあります。
人道トンネルは常に排気されていて密閉感があまりないですね。
トンネル内はとても明るくてゴミひとつ落ちてなくてとても清潔な感じがします。
トンネルは真っ直でずっと先まで見通しがいいのです。
全長は780メートルで1kmありません。
歩いていると、地上と違い景色が変わらないので実際の距離より長く感じますね。
県境まではどちらの入り口からもゆるい下り坂になっています。
壁には魚や星の絵が描かれています。飽きさせないためでしょうか。
みなさん意外と早足に歩かれますね。
中には男女をとわずジョッギングされている方もいました。
関門トンネル(TN延長3,461.4m)は昭和12年(1937年)に計画され、
戦争による中断はあったものの、21年の歳月をかけて、
昭和33年(1958年)3月に完成した海底トンネルで、
車道下には人や自転車も通れる人道(海底部780m)も備えています。
関門トンネルと昭和48年(1973年)に開通した関門橋は、
本州と九州を結ぶ大動脈として現在も重要な役割を果たしています。
山口県と福岡県の県境です。トンネルの真ん中です。
ここで記念撮影している方も多いです。
関門トンネルは海底トンネルのため、絶えず海水がトンネルの中にしみ出してきます。
その量は1日4800t、ドラム缶にすれば24000本分です。
このため、トンネル内に海水がたまらないように
下関、門司側の2ヶ所に水抜専用の立坑を設け、排水ポンプで地上にくみ出しています。
又、万一の停電時に備えて、自家用発電設備が備えてあり、
一般家庭1000軒分の電気を送ることが出来ます。
停電時には、この自家用発電機から電気が送られ、
色々な設備が停止することなく動き続けます。
(トンネル内説明文による)
門司に着きました。
ここからまたエレベーターで出口まであがります。
続きます。
(撮影日2008.12.17)