40/1000 「偽ガルシア=マルケス」古川日出男
餅をのどに詰まらさずに食べられたのでよかったと思う今日このごろ、元旦は家にこもっていたのでのんびりとした正月でした。今日から仕事なので初詣はそのうち行くつもりです。
たとえば、私にだって一瞬で、というか反射的に答えられる質問はある。たとえば、それが名前だ。君の名前はなんなんだ? と言われたら、私はもう答えている。私の名前はガブリエラだと。すると、質問はさらに重なるかもしれない。立て続けに問われるのかもしれない。それが君の名前だとして、じゃあ苗字はなんなんだ? 頼むから氏名を教えてもらえないか、と。この時だって、私はもう即座に答えているだろう。私はガブリエラ・ガルシア=マルケスだと。
さて、ガルシア=マルケスというとノーベル賞作家なのだけど、読んだことはありません。というか「百年の孤独」は単行本が出た時に買ったのだけど読み始めて何ページか、読書のペースに乗れず読めないままになっています。
なので、この小説がガルシア=マルケスに似ているのかどうか判断がつかないのだけど、似ているんだろうと思います。だってタイトルが偽ガルシア=マルケスですから。
文章はくせがあるけれど読みやすいのですが、いったい何をいいたいのかさっぱりわかりません。意味はわかるし、書いていることもわかるんだけどね。昔の筒井康隆のような感じです。
とりあえず偽ガルシア=マルケスの中で書かれている人物像が本物のガルシア=マルケスと同じかどうか調べてみようと思います。それと、この際なので本を読んでみようと思います。
古川日出男はこれ以外に読んでないので、kindleにある他の2冊の本をいずれ読んでみようと思います。
kindle unlimited 買えば199円。kindle single なので短いかと思っていたけれど読み応えのある長さでした。