広島の花と石を見る秋の旅 その1こども神楽
広島の花と石を見る秋の旅 その1こども神楽

広島の花と石を見る秋の旅 その1こども神楽

 

前日の台風の余波が残る18日、濡れた路面が朝日を反射していました。眩しくて前が見にくいので走行車線を時速80kmで広島に向かいました。向かったのは安芸高田市。

国営備北丘陵公園はコスモスには早くて広い公園で迷うだけ、辻村寿三郎人形館は日本人形は薄気味悪くてこわいと奥さん。私も半分はそうかも、そうだよねと思って計画は何度も練り直し。

 

芸北神楽、安芸十二神祇、比婆荒神神楽、備後神楽など、広島は神楽の盛んなところ。神楽は大雑把にいうと収穫祭での踊り。祭りです。安芸高田市には神楽ドームがあって、この日は子供たちの発表会です。神楽は初めて。500円で見られるならお試しとして最適です。

 

10時、神楽門前湯治村に到着。すでに満車状態。誘導されて第2駐車場へ。ここは名前通り村。通りの左右に食べ物屋がずらり。賑やかに人が行き交ってます。温泉と神楽ドームは村の端と端。いや、これ、みなさん神楽目当てだよね。去年仕事で立ち寄った時は閑散としてました。ここでの宿のプランは一泊三食。山の中だもの、神楽鑑賞に最適なプラン。

 

人の流れに沿ってドームの中へ。入り口で協力金を払います。子供たちが演目とアンケートを配ってます。声を出して元気です。ドームは中央前の桟敷席と手前のテーブル席。どこでも自由ということでテーブル席で見ることにしました。

 

最初に儀式舞があってその後の演目は「滝夜叉姫」。これは良かった。もっと退屈なものと思ってました。意外にも華やかで元気で楽しい。テンポも早い。煙も出るし早変わりもある。滝夜叉姫は平将門の娘、五月姫です。父の怨念を果たす為に妖術を身につけ、朝廷側の陰陽師と戦う話です。くるくるくるくる踊ります。神楽ダンシング。

 

公演中も客席は自由な雰囲気で、通路を人が行ったり来たり。立ったり座ったり。こどもたちがじゃれあっていたり。隣の席ではおでんを食べて、焼酎を飲む夫婦連れ。いい雰囲気。堅苦しくなくていい感じ。そんな中でもいい演技にはあちこちから拍手が沸き起こります。

 

次の「悪狐伝中編」の途中、うどんを買うために行列に並びます。おでんを買うためにまた並びます。手際が悪いのかなかなか時間がかかります。それでもみなさんニコニコして待ってます。全部で9つの演目があるのですがまだ3つ目が終わったところ。12時を過ぎてます。これは1日楽しめるんだね。いいね。これは本格的に見にこなくてはね。

 

2時間いて、結構満足したので次に向かいます。写真と動画は整理でき次第差し替えます。

 

続きます。