別府地獄めぐりの続きです。
かまど地獄に着いたのが11時30分。
駐車場は2ヶ所に分かれています。遠い方の駐車場に止めたので、入り口がわからなくて、少し探しました。
観光バス用の駐車場がある、広い駐車場側に入口がありました。大きなかまどが目印ですね。
入り口を入ると正面のサンタさんが、ようこそ、と迎えてくれます。
右の建物を通り抜けて地獄へ行きます。かまど地獄はいろんな見どころがあって一番楽しめました。時間が限られているなら、かまど地獄に一番多く時間をとるのが良いと思います。わたしたちの場合は他の地獄の倍以上の時間、1時間以上時間をかけました。
別府地獄めぐりのひとつかまど地獄は、泉温98度の温泉が噴気とともに湧出。古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来。かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池がある。
泉質:含芒硝弱食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)
かまど地獄|別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
泉温:約98度
スタンプラリーの記念スタンプ押印所。どこのスタンプ押印所もこんな感じです。
ちなみにスタンプラリーが完成しても何ももらえません。(夏休みとかのイベントでグッズがもらえたり、応募すると商品がもらえることもあるみたいですが。)
かまど地獄一丁目です。
地獄は8大地獄まであるらしいので、八丁目まであるとちょうど8大地獄めぐりということになりそうですが、かまど地獄は6丁目までです。
1丁目は茶褐色の熱泥地獄。地下にある岩盤が地熱によりできた粘っこい色んな種類の粘土がとけだした色です。
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かまど地獄二丁目です。
恐ろしい顔をした鬼が、かまどの上からこちらを見下ろしています。大きいのでとても目立ちます。一丁目と違って、大勢の方が記念写真を撮られてました。
ここには、かまど地獄のシンボルとも言えるかまどの鬼がいます。この鬼は、改心してかまど地獄の門番になった八幡竈門神社(別府市内竈)の伝承の鬼。
鬼の横には藤の花(藤の木)もあり、季節になると綺麗な花を咲かせます。
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この穴から蒸気が吹き出ています。100度と書かれてました。
岩の間からは100℃の蒸気が噴きだしてます。
噴出している蒸気にたばこ等けむりをだして燃えるものをふきかけると蒸気の量が倍になります。
鬼の下にある釜と向かいにある釜は、一対の夫婦釜(めおとがま)です。
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かまど地獄三丁目。
ここは85度と少し温度が低いです。温泉の色は水色です。
かまど地獄3丁目はコバルトブルーの色をした地獄です。白色物質は非晶質のシリカ(温泉沈殿物)で70年前後年数がかかって出来たものと推定されます。
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極楽一丁目
かまど地獄三丁目の正面にあります。
これは足の岩盤浴です。靴を脱いで上に上がりました。足を置いておくとじわりと足裏が熱くなってきました。薄めの毛布のような布ごしなので、熱くなりすぎることはありませんでした。ここには5分くらいいました。
前回来たとき、韓国の団体さんに占拠されていて近寄れなかったので、今回はしっかりと楽しみました。
ならびにある極楽二丁目は飲む温泉。
備え付けの紙コップでお湯を飲みました。絵里さんとわたしとで2個コップを使ったので、箱に20円を入れます。
塩辛い。
80度と書いてありますが、それほど熱く感じません。
後で気が付いたのですが、飲む量はコップの底1センチほどで良かったようです。(書いてあることよく読まなきゃね。)
4センチ分ぐらい飲んでしまって、体に変調が起きたらどうしよう、と心配しましたが、絵里さんもわたしももんだいありませんでした。
極楽三丁目
手・足の湯(蒸し湯)です。
最初は底に足を置くと火傷するんじゃないか、と思ってたのですが、足をおろしても熱くありませんでした。蒸気もどちらかというと冷たいくらいでした。靴下は履いたままだったのですが、これは脱いだほうが効果があったのかな。コロナ感染が怖いので触ったり座ったりした時は、その都度アルコールスプレーで消毒したので脱いだらよかった。
極楽四丁目はのど・肌の湯、温度は100度。
写真では蒸気で隠れていてわかりませんが、蒸気は鬼の口から突き出ているパイプの先から出てました。
風で蒸気が流れるので湯気がなかなかこちらに来ませんでした。蒸気が流れる方向へ行こうとすると、隣の方にぶつかってしまいます。風向きが変わるのを待って、こちらに向かってきた時素早く蒸気を吸い込みました。
飲む温泉、手・足の湯 “蒸し湯”、のど・肌の湯は肌に保湿効果をあたえます。
*温泉を飲む際には熱いのでやけどにご注意ください。
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かまど地獄四丁目
80度。粘土の色は茶色でした。酸化鉄の色じゃないそうです。
人が集まっている時間帯があって何かしているようでした。見なかったのですが、実験だったようです。
煙の粒子を核として、周りに水蒸気がくっつき目に見える状態にする実験を随時行っています。空に雲ができるのと同様の原理です。下の水が高温であることが条件。
かまど地獄|別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
かまど地獄五丁目
ここが一番広いです。
池の色が変わる不思議な地獄。この池は年に数回、ある日突然色が変化をします。ブルー・グリーンなど色も濃くなったり、薄くなったり。原因はわかりませんが、自然の力は不思議です。
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五丁目をぐるっと回って四丁目の手前まで戻ってくると売店と足湯がありました。
人がいっぱいいるので左から回って奥の方に行きました。
ここは湯の温度が高くて温泉という感じがします。これでなくてはいけませんね。(ちなみに湯田温泉の足湯はどこもかまど地獄の足湯より温度が高いと思います。由布院の足湯も、別府駅前の手湯も同様です)
結構深くて膝下まで湯があったのですが、場所によって深さが違っていました。
区切られていた足湯の中で、一番奥にあったのがは砂湯。足を砂に潜らせると気持ちがとても良かったです。
手前がわたしの足で(相変わらず不格好ですね。)、右が絵里さんの足です。
気がつくと人が少なくなっていました。先ほどまで多かったのは韓国の人が団体でいたからですね。韓国語喋ってましたし、好きなのか大体の人がプリンとゆでタマゴ両方食べてましたから間違いないと思います。
わたしたちの目の前で足湯を楽しんでいたのは日本の若い男性です。一人旅でしょうか?、一人で足湯に浸かってました。話はしなかったのですが、持ち物に日本語が書かれてたし、絵里さんとの会話を聞いてツボに来たらニコニコしてましたしたから間違いないでしょう。
次は鬼山地獄です。駐車場の道を挟んですぐにもう見えています。
続きます。