海地獄を出て駐車場の手前を右に行くと、すぐ鬼石坊主地獄です。
鬼石坊主地獄の歴史は古く、文献に表れたのは、天平5年(733)頃に「口の経、丈餘、湯の 色黒く、泥常に流れず」とあり、元禄7年(1694)に訪れた貝原益軒は「豊国紀行」に「円内坊 地獄とて熱湯あり泥土なり」と記し、寛政7年(1795)には、脇欄室が「函海魚談」で「泥 を躍し、湯を起こし」と述べました。
鬼石坊主地獄
入り口まではゆるやかな坂になっています。
坂の右には海地獄のエントリーの最後の写真のお店(生乳ソフトクリームの幟があった店)があって、地獄蒸しプリンを売っているそうです。(寄ればよかった!。)
入り口には箱がおいてあって、共通券を入れるようになっていました。コロナ感染防止のためにこうしてあるのだと思います。どこの地獄でも同じようになっていました。
係の方が確認できるよう、入れますよ、と言って絵里さんの券を入れて、続けてわたしのを入れました。
のれんで中が見えません。のれんがあったのはここだけです。
のれんをくぐると目の前に地獄が見えてきました。
海地獄のような大きな池から湯気がたっているのではなくて、10メートルほどの池が何か所かありました。
温泉が出てくる様子が坊主頭のように見えるとのことですが、勢いが強すぎてまるくなる前にはじけて出てくるので破裂坊主頭になっています。
明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。場所は、海地獄の隣です。施設内には、「足湯」もあります。
泉質:ナトリウム、一塩化物泉
鬼石坊主地獄|別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
泉温:約99度
もっと近づいて見たいのだけど、手すりの中には入れません。危ないですからね。
動画だともっと坊主で写っているのですが、スマホのカメラだとこんな感じでしか撮れませんね。
足湯に向かいます。ここの足湯はサークルになって周りに壁がありません。ジロジロ見るひともいないので入りやすいと思います。
湯は透明で、絵里さんの足が透けてみています。
しばらく足をつけていたのですが、ここも温度が低くてまるで温泉感がありません。
駐車場まで戻ってきました。かまど地獄までは車で移動します。
続きます。