曇天のもと、頭部をみにくく削りとられた香春連峰一の岳が屹立するすがたは、どことなく現在の筑豊のおかれている現実を無言のうちに象徴しているかのようだ。(五木寛之「青春の門」第1部プロローグ)
昨晩も早く寝たので、明け方に浅い夢をみました。大勢でいたはずが気がつくとみんながいなくなっていて一人残されて路に迷っています。迷って迷ってあっちに行って、また迷ってこっちに戻って、また歩いて、それでやっと目が覚めました。まだ起きるには早い時間です。おきあがって白湯を飲んでまた寝ました。
さて、今までに読んだ本です。
139~158/1000 「ソードアート・オンライン」川原礫 第1巻~19巻。
19巻まで長いようでわりと早く読めました。同僚にソードアートオンラインの映画版のアニメのDVDを貸してもらったので、アニメを見る前に内容を知っておこうと思って読みはじめて、はまりました。
ゲームの世界(MMORPG)から抜け出せなくなった主人公が現実世界へ戻るための冒険と戦いと友情の物語。舞台はシリーズによって舞台は変わるのだけど、牧歌的に始まる「9巻から17巻」までのアリシゼーションのシリーズがとても素晴らしい。
159〜161/1000「さんかく屋根街アパート」藤末さくら を3巻まで。
女子向きだけどなぜか気に入りましたね。絵が大人っぽくて、それに見合った男女間の気持ちの機微の揺れ具合と、瓦職人の鬼師という特殊な職業が舞台なのが良いなあ。
162〜163/1000「のぼる小寺さん」珈琲 を2巻まで。
動じない小寺さんが素敵です。そのうち続きを買います。
164/1000「コンビニ人間」村田沙耶香
一般の常識と価値観が違うことで阻害された女性がコンビニの仕事をすることでアイデンティティを保っています。同じように疎外された男は世の中を憎んで攻撃的になっているのだけれど、その二人が一緒に住むことでまわりが変わっていきます。第155回芥川賞受賞作です。
では。