美祢市の桜山南原寺へ行ってきました。前日の12月6日に降った雪がまだ残っていました。
法灯千四百年の霊山 真言宗 南原寺の歴史寺伝によると神功皇后の由来に基づき、難を払う寺として古くは難仏寺、難波羅寺と称していた。三十三代推古天皇(西暦五九三)の時、聖徳太子が仏教を広める為、全国に四十六ヶ寺を建立されたその内の一ヶ寺である。その後役の行者、弘法大師もこの地に留錫され周囲仏欄は三十有余と真言密教の聖地として寺運の隆盛は栄華を極めていたが、平安中期にはさびれていった。正歴二年(九九一)花山法皇は諸国巡歴の道に掛錫され衰退していた寺運を再興され、寛弘五年(一〇〇八)二月八日、御年四十一歳、当寺に於いて崩御されたと伝えられている。以来、国家の祈祷所としての歴朝の尊信篤く特に四条天皇(一二三二~四二)は綸旨を下し近隣の里を多く寄進され、東厚保、大嶺、伊佐、於福、秋芳にわたり広大な寺領と末寺を有した。(後略)(現地の説明板による)
駐車場から参道すぐに「えんま堂」があります。このお堂はえんま堂です。ここまでが娑婆世界、即ち苦しみの多いこの世で、これから先はあの世、即ち安楽の世界でここはその境です。行き先、道に迷う者を救ってくださるのがえんま王であり、この山は弥勒の浄土に最も近い所です、この佛さまのお導きにより一歩一歩お上りください。(現地の説明板による)
えんま堂の手前を左へ行くと「雪舟の庭」です。ここも紅葉がきれいなところです。昨日の雪で紅葉はほとんど落ちてしまったようです。寒い中写真を写している方が3人もおられました。
平地では雪が消えてしまいましたが、南原寺は山の上なのでまだ前日の雪が残っていました。澄んだ空気がとても冷たくて体の芯まで冷えこみました。手がかじかんで、自然と鼻水がでました。
では。
(撮影日2008.12.07)