山口市陶にある陶陶窯跡はサンライフという老人ホーム、ケアハウス施設の裏山にあります。小郡の百谷窯跡から車で5分くらいの所です。この看板には約200mと書かれてます。
車は老人ホームの駐車場に止めて歩いて敷地内を横断します。敷地を通り過ぎると次第に山に入っていきます。山道を歩いて行くとこの標識板が見えてきます。ここを左に入ります。
坂を登って行くと窯が見えてきます。窯跡は網で覆われています。
窯跡の前の説明板と石碑。
窯跡は屋根と網で囲まれていて、中の細かいところまでの様子はよくわかりません。
金網越しに窯をみるとこんな感じ。
金網の間から。窯の入口は丸くカーブを描いています。
日陰になっているのでなおさらわかりにくいです。
ここは今から千百年から千二百年前に須恵器を焼いていた窯跡です。須恵器作りの技術は約千六百年前に朝鮮半島から伝わりました。斜面を掘った穴窯を使って千度以上の高温で焼き製品は固く青灰色をしています。この窯跡は今は焼成部の一部と煙道が見えるだけですが、残り具合は良く大半は埋もれていると考えられ大変貴重な窯跡です。現在の長さは約二・八メートル、幅は中央で一八メートル、高さ約一メートルで煙道の直径は〇・八メートルです。山口市陶から小郡町百谷にかけては良質の粘土が算出され、陶の地名が示すようにかつては一大窯業地として栄えていたと考えられます。
(現地の説明板による)
では。
(撮影日2009.03.15)