百谷窯跡 ふるさと小郡たずねある記100選その82
百谷窯跡 ふるさと小郡たずねある記100選その82

百谷窯跡 ふるさと小郡たずねある記100選その82

百谷窯跡

山口県指定史跡の百谷窯跡(ももだにいせき)です。百谷窯跡は石ヶ坪山のふもとにあります。石ヶ坪山の登山口の横を通り過ぎると、すごい砂利道でゆっくり走っても車がバウンドするので慎重に運転しなければなりません。

 

百谷窯跡

窯の前はすぐ崖になっているので、正面から全体を撮すことができませんでした。

 

百谷窯跡

これは奥の方です。斜面にそって斜めに上に上がっています。

 

百谷窯跡

百谷遺跡は、平安時代の九世紀後半、須恵器を生産した窯跡。谷底より約二〇メートルの斜面上築かれ、谷からの風を受けて火を燃やす登り窯。昭和五一年の発掘調査の結果、全長約七メートル、焼成室の長さ約四・五メートル、幅約一・五メートルの比較的小型の窯で、床には段がなく、上下二箇所に分煙柱のあることが確認された。また、窯床に瓶子(へいし)・坏(つき)・壺など多数の土器が窯につめられたままで発見された。奈良時代から平安時代前期には、小郡町東津から山口市陶一帯に、須恵器を焼いた窯が分布していた。百谷窯跡は、これら窯のうち終末期のもので、全体の構造がわかった当時の代表的窯跡として、山口県指定史跡に指定されている。なお山一つ隔てた南東約一キロメートルには、国指定史跡「陶陶窯跡」がある。(現地の説明板による)

 

百谷窯跡

屋根がつけられていて窯跡は大事に保護されているようです。

 

百谷窯跡

元橋の交差点を山口方面に。すぐ分かれ道があるので山側に入ります。右の方にいくと、石ヶ坪山の登り口があって、池が見えています。そこを通りすぎてしばらく行くと広くなっている場所があります。車をここに止めて先を見ると、「百谷窯跡 これより100m」の表示が見えます。

 

百谷窯跡

ここかた山を登りますが、坂が急で枯れ草などが落ちているので滑りそうになります。気をつけてゆっくり進みます。
2~3分で窯跡が見えてきます。

では

(撮影日2009.03.08)


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