関門トンネル人道入口下関側の入り口横にある「関門隧道建設の碑」です。左の年号1939は本坑の掘削に着工した年。右の年号1958は開通した年。開通は3月9日でした。第二次世界大戦の途中、工事が中断された時期がありました。
関門隧道建設の碑のすぐ横にある「加藤伴平」のレリーフです。
人の才を集めて成りし水底の 道にこの世はいやさかゆかむ この和歌は今上陛下の御製であります。関門国道トンネルが昭和三十三年三月九日開通してからひと月後四月七日に陛下は皇后様とご一緒にこのトンネルの人道を歩かれたのち、
椋野から門司へ抜けられました。そのときお詠みになったものと承っております。加藤伴平さんはいつも常々この御製を拝誦されておりました。昭和の初期には早鞆の瀬戸にトンネルは出来ないといわれておりましたが、世界的な視野から研究されて出来ぬことはないと決断され決行されたのが、関門国道建設事務所の初代所長加藤伴平さんであります。(後略 現地の碑文による)
金建賞受賞記念樹 関門トンネル車道床版打換工工事 昭和55年6月 と書かれた石碑。関門隧道建設の碑の奥にあります。
では。
(撮影日2008.09.13)