言葉に寄せて

悲しき朝 中原中也詩碑(鳴滝)

投稿日:2009/04/04 更新日:

悲しき朝 中原中也詩碑(鳴滝)

河瀬の音が山に来る。
春の光は、石のやうだ。
筧の水は、物語る
白髪の嫗にさも肖てる

雲母の口して歌ったよ、
後ろに倒れ、歌ったよ、
心は涸れて皺枯れて、
巌の上の、綱渡り。

知れざる炎、空にゆき!
響きの雨は、濡れ冠る!
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われかにかくに手を拍く---

 

悲しき朝 中原中也詩碑(鳴滝)

中原中也は明治四十年四月二十九日、山口市湯田に生まれ、昭和十二年十月二十二日、三十歳の若さで没したが、昭和の代表的叙情詩人として全国的に知られている。昭和九年に詩集「山羊の歌」を出版、その中に詩「悲しき朝」が収められている。この詩は巨岩の間を激しく落ちる鳴滝を背景に、時の泰雲寺の老子品川雷応と中也との、ある朝の情景をうたったものとも、また、愛人長谷川泰子との悲恋に打ちひしがれた心情をイメージしたものだともいわれている。このため「朝の鳴滝」ではなく「悲しき朝」になったという説もある。二十二歳以前の作と推定される。中原家は子弟の訓育のため、この禅寺を選んでいたようで名勝鳴滝とも深いかかわりがあった。(現地の説明板による)

 

悲しき朝 中原中也詩碑(鳴滝)

一見、詩が刻んであるとは気が付きません。

 

悲しき朝 中原中也詩碑(鳴滝)

滝への入り口のすぐ横にあります。

では。

(撮影日2009.040.01)


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