四王司山は青山、勝山と並ぶ勝山三山のひとつです。勝山側の登山口からも登ることが出来るそうですが、この日は長府の石鎚神社側の登山口から登ることにしました。登山口は長府松小田(まつおだ)の住宅街の狭い道を通り抜けて石鎚神社の手前にありました。ここの駐車場は狭くて停めにくいので石鎚神社の駐車場に停めた方がいいと思います。
ここには私の車以外に車が停まってたのですが、運転者の方はどこに行ったのか、登山中には人と出会いませんでした。
登り始めてすぐの場所にあったのがこれ。「四王司山登山口 392m」の標識です。これは最初は立ててあったと思うのですが、地面に置かれている状態でした。
登りはじめてすぐに足もとを、がさごそとへびが這っていきました。ちょっとびっくりです。やり過ごしましたが、身構えて登ることにしました。
見えてきたのが長門毘沙門天社。
10月中旬とはいえまだ日差しはとても強くて、少し歩いただけで汗が噴き出してきます。道はなだらかで歩きやすいです。しばらく歩いて行くと分かれ道になっていて、手書きの標識がありました。滝→と書いてあるので右に行ってみます。
しばらく行くと滝にたどり着きました。このあたりは日陰で暗くなっています。あたりの地面は滝の水で湿っていてぐずぐずです。
滝から五合目までは快調に登ることができました。ところが、五合目を過ぎると道の傾斜が急に険しくなりました。
五合目までは約15分で登れました。ところが五合目から頂上まで休みながら登ったので、40分もかってしまいました。途中苦しくて何度も登るのをやめようと思いました。運動不足と体力のなさを実感します。
やっと頂上が見えてきましたが、最後の難関です。丸太で作られた急な階段を登ると目の前にあるのが四王司神社です。
やっと拝むことが出来ました。
神社の前に井戸がありました。汗を洗い落とそうとしポンプをがちゃがちゃ押したのですが、水が出てきませんでした。
壊れてたんでしょうかね。顔は汗まみれのままで気持ち悪い。井戸の横には水の跡が残っていたので私の使い方が悪かったのかもしれません。
四王司山の展望台からは長府~瀬戸内海を一望することができて、とても眺望がよかったです。
登る苦しさを忘れさせてくれました。
下りはたいした苦労もなく降りることが出来ました。
本格的な登山の装備でなくても、動きやすい服装と靴があれば充分登れますね。私も実際のところ仕事着だったし。
ただ夏は汗を拭くタオルが必須です。水分補給用のペットボトルも忘れないように。できれば杖代わりの枝を見つければ、快適に登れると思います。虫や蛇には気をつけなければなりませんが、あとは体力だけですね。
では。
(撮影日2008.10.17)