いつまでも暑さの残る9月中旬、車を止めて歩き始めると突然にわか雨が振ってきました。これが真夏なら涼しくなるどころかかえって蒸し暑くなるところですが、大地が雨に冷やされて歩きやすくなりました。
県総合庁舎前にある石碑には「昔この辺まで海が入り込んでいた。赤岸というのは紅石山の同じ質の赤い色をした岩だったところら地名が付けられた。」とあります。
こういった石碑は通りの入り口、出口にあるところもあれば、路地の途中にあるところもあるので、どこからどこまでが赤岸通りかわかららなかったので、貴船町3丁目の交差点から幸町までを歩いてみました。
郵便ポストのあるタバコ屋さんの前まで歩くと道は細くなり車も一方通行になります。店はあまりないので、商店街というより住宅街といった風情です。それでも電気屋さんや酒屋さん、仕出し屋さんなどが並んでいます。
住宅も平屋よりは2階建て、3階建ての家が多いようです。道が狭いので住宅の高さもあって空はあまり見えません。ちょっと圧迫感がありますね。
赤岸通りは抜け道になっているのでしょうか、タクシーが次々通り過ぎていきます。
しばらく歩くと幸町側の入り口が見えてきます。このあたりからお好み焼きやさんや魚屋さんなどが並んでいて少しにぎやかになります。子供たちがお好み焼きやさんの前で遊んでいました。
左(東)を見ると「貴船神社」と看板が出ているので参拝していこうと思って参道を登ります。階段横から猫が飛び出てきてこちらを伺いながら逃げていきました。境内では女性がひとり箒で掃除をされていました。挨拶をしてお参りを済ませました。神社の写真も撮ったのでこれは後日また載せます。
階段を降りて引き返します。行きと帰りでは視線が違うのか来るときに気がつかなかった建物や植物、看板などに気がつきます。これが2度目、3度目になるともっと違った風景が見えてくるのかもしれませんね。道は濡れているのですが、雨はすっかり上がって、また暑くなりかけていました。
では。