猿飛千壷峡(さるとびせんこきょう)にある猿飛甌穴群(さるとびおうけつぐん)です。
駐車場から峡谷に下ってすぐある遊歩道の脇に「天然記念物 猿飛甌穴群」の石碑と説明板があります。
峡谷に渡された吊り橋から見た猿飛甌穴群。白っぽくてごつごつしています。
細くなっているさきは川に段差があって、水が白く渦巻いています。吊り橋なので乱暴に渡ると上下に揺れます。岩そのものが浸食されて穴が開いています。
吊り橋を渡るとこちら岸にも遊歩道があります。こちらの遊歩道は左右に樹木が生えていて、その木々の隙間から白い甌穴群を見おろすことができます。
薄暗いですが、いかにも渓谷といった風情があります。この甌穴群に来るまでには「魔林渓(まばやしきょう)」という渓谷があってここまで続いているようですが、あるサイトで景色はあまりよくないと書かれていたのと、歩くのがしんどいので行きませんでした。
遊歩道を歩いていると一部紅葉が見られました。辺り一面が紅葉してくると、白い猿飛甌穴群と相まって素晴らしい景色が見られそうです。
実は山国まで行ったのはこの猿飛甌穴群(さるとびこうけつぐん)を見るのが目的だったのです。
地図で見ると山の中だし、建物等もあまり見あたらないようなので、かなり秘境っぽいのかなと思いつつ行ったのですが。ところが、かかしワールドが開催されていて、道中かかしをみながらだったのと、駐車場のすぐ横がさるとび村のかかし展示場所だったので、車も人も多くて賑やかでした。
きっと普段は人が少ないのだろうと思いますが、かかしのおかげで寂しくなくてよかったです。出かけるなら「かかしワールド」が開催されている今の時期がいいのではないでしょうか。
吊り橋まで戻ったところの手前の遊歩道にありました。
吊り橋の下から。
続きます。