もみじして
落ち葉して 呵々
朽ば哉
この句碑は晩年をこの近くの宮野桜畠で過ごした二蕉庵紫香(本名鎌田三伯)の辞世を刻み大正九年門弟により建てられたものである。紫香は幕臣として江戸に生まれ漢方医であったというが、その履歴は明らかでない。山口に来往したのは日露戦争のころで、近隣の青年男女に、漢籍や俳句をおしえ多くの人々から敬愛された。大正八年一月十一日近くの寓居で没した。行年八十歳。(現地の説明板による)
雪舟庭のある常栄寺の駐車場横に建てられています。
では。
(撮影日2009.12.13)