座頭の墓(法雲院)
座頭の墓(法雲院)

座頭の墓(法雲院)

座頭の墓(法雲院)

仁保の法雲院の本堂裏にある「座頭の墓」です。すぐ近くの犬鳴の滝のいわれが書かれてました。

伝説によると、昔犬を連れた座頭が篠目に向かって旅立った。途中座頭は村人に道を教わり、夕べ激しく鳴く蜩(ひぐらし)の声を聞きながら深い山峡へ足を踏み入れた。杖をたよりに葛折りの細い山道を登ってようやく滝の上に辿り着いた座頭は岩に足をとられて滝壷に落ちこんで亡くなった。あとに残された犬は主の死を嘆き悲しんで三日三晩啼きあかした後、滝壷に身をおどらせて主のあとを追ったと言い伝えられている。そのことがあってから彼の滝が、犬鳴滝(古くは狗吠滝)と呼ばれるようになった。そしてその時の亡骸を葬ったのがこの墓である。(現地の説明板による)

 

座頭の墓(法雲院)

これは「仁保隆在公の墓」です。

仁保庄三浦市初代の平子(三浦)重経の四男重継は、恒富保(平川)の地頭職となり、その次男重教が分家をして吉田氏を興した。隆在公はその後胤善和若狭守元種(永禄十二年十月二十日、仁保高野原で自刃)の次男で本家三浦氏に入り二十代を継いだ。隆在公の在世中は戦乱混沌の時代で主家の大内氏が滅亡したこともあって隆在公の詳しい経歴等は明らかでない。隆在公は養徳院(現法雲院)中興開基で、永禄九年(一五六六)十一月二十一日卒去。
(現地の説明板による)

 

座頭の墓(法雲院)

座頭の墓とならんで奥の方に仁保隆在公の墓があります。

では。

(撮影日2009.05.27)


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