私を離さないでのDVDを手に入れました。
私を離さないでのDVDを手に入れました。

私を離さないでのDVDを手に入れました。

 

今日は朝から雨が降って、梅雨入り宣言も出されました。しばらくは家の中のほうが過ごしやすい日が続きます。ということで、今日の休みは家にこもってDVD鑑賞としけこみました。このDVD、去年の秋でた時は、安くなるのを待とうと思い買うのを控えました。廉価版で出ることを知ってアマゾンで予約して3日の日に届いたものです。1000円以下で買えたのでいい買い物をしました。

 

カズオ・イシグロの小説は出てすぐに買って読みました。読めないけど英語版も買いました。これが2006年のことなので、細かいところは忘れてました。けれども原作の雰囲気は残っていたような気がします。「日の名残り」もそうだっと思うのだけど、主人公たちは、大きな力、「運命」とか「時代」とかに逆らわず淡々と生きていくので、後で振り返るととても静かな物語のような印象が残ります。

実際そこが物足りないという人は多いと思います。私にとってはその空気感が好きなので欠点どころかそこが物語のキモなんですよね。映画では少し見ていると彼らが臓器の提供のために生まれてきたクローンであることがわかります。原作では匂わせるだけどかなり読み進まないとわかりません。この映画はSFではないので「アイライド」のような映画とは伝えたいものが違うようです。

 

カズオ・イシグロのインタビューによるとこの物語のテーマは「思っているより人生は短い。限られた時間の中で大切なのは何か?」ということだそうです。そう考えるとクローンでもアンドロイドでも動物でも人間でも同じですね。

久しぶりに映画らしい映画を見た感じです。

では。