遠藤周作といえば狐狸庵先生です。優しそうな笑顔が今でも思い出されます。一番覚えている本といえば「ただ今浪人」、テレビドラマで見て、それから本を買った記憶があります。狐狸庵先生のエッセイもずいぶんと読んだ記憶がありますが、シリアスな物語はほとんど読んいません。文学館を見終わった後にはせめて「沈黙」くらいは読まなければと思いました。
遠藤周作文学館は道の駅「夕陽が丘そとめ」の下、海側にあります。道の駅と同じ所にあると思って着いたのがこの道の駅の建物の前でした。建物が3つ並んでいたのでそのどれかが遠藤周作文学館と思ったのですが、違ってました。
道の駅の前にもこんな看板が出てたし。実際は道の駅を左に行って、階段を降りたところにありました。
ここで道があるのに気がついて、文学館の駐車場まで車で移動しました。
この説明板によると、遠藤周作文学館は平成12年5月に、代表作「沈黙」に登場するトモギ村のモデルの一つであったこの外海の地に開館した、とのことです。
文学館はこの下の白い建物です。
ここが入り口。駐車場は広くないですが、道の駅に止めて歩いても5分もかかりません。
全景です。駐車場はこの手前側に5~6台分くらいありました。
手描きっぽい文字で遠藤周作文学館とかかれています。
右の方にはバス停がありました。この奥に見えているのは喫茶「アンシャンテ」。サイトのコラムを読んでぜひ食べたかった「ド・ロさまそうめん」をこの喫茶店でとりました。素麺自体はこの喫茶店でも、道の駅でも売ってました。麺の長さは適度に短くてとても食べやすい煮麺でした。出汁も美味しかったので残さず飲んでしまいました。
遠藤周作本人の筆跡みたいな感じです。
喫茶の窓からも外海の広々とした景色が望めたのですが、文学館に入るまでの間に展望できる場所があって、これはそこから見た景色です。手前に3つ並んだ島の一番左、この島は穴が空いていて向こうが見えてます。この日はPM2.5なのか黄砂なのか遠くがかすんでよく見えませんでした。ちょっと残念ですね。道の駅の名前にも「夕陽が丘」とついてますが、夕日はさぞかしきれいだろうと思います。
文学館の中は撮影できなかったのですが、ゆっくり見ても疲れない程度のいい広さでした。企画展として「遠藤周作と歴史小説」が開催されていて、キリスト教徒の関連する人物の歴史小説がとてもわかりやすく解説されてました。遠藤周作の著作も中で買えるようになってました。
続きます。