川棚くすの森
川棚くすの森

川棚くすの森

川棚くすの森

川棚にあるクスの森という楠です。天然記念物。

天然記念物樟の森
当大樟木は大昔より存するものにして樹齢凡そ千歳余。日本三大樹の一つ。
樹幹の周囲(約11m)
樹の高さ(約21m)
樹枝の最長(約27m)
(現地の説明板による)

 

川棚くすの森

もうひとつある説明板によると

樹勢は旺盛で、四方に伸びる枝のうち最大のものは27mに達している。また他の一枝は折れてその一部が土中に埋もれ、ここより発根して再生している。一株から四方に長く伸びた枝は周囲を広く覆っているため、根本に目を向けてはじめて頭上にうっそうと茂る枝はすべてそこから伸びていることに気づき圧倒される。一株であるにもかかわらず、遠目には「森」のごとく見えるそのすがたからこの名は付けられた。

 

川棚くすの森

道沿いに5~6台止められるだけの小さな駐車場があります。そこから民家の横を通って坂を登るとこの楠の森があります。駐車場には九州ナンバーの車が止まっていましたので遠くからわざわざ見にこられていたようです。このクスの根本には大内義隆公の名馬「雲雀毛(ひばりげ)の名馬」が祀られていて、「霊馬の森」ともいうそうです。写真に写っている祠がそうです。

 

川棚のクス森

天文十二年の春又御崎山の牧場より雲雀毛の名馬出でたり。
(中略)
斯くの如く海を渡り岩山をかけめぐるに
蹄はくろがねの如く体格又大にて名馬出ずとの声四方に高まりぬ。
(現地の案内板による)

では。

(撮影日2008.05.04)