休みの日はこのブログを書いて、音楽を聞いて、本を読んで過ぎ去っていきます。だれとも話をしないで済むのがこんなに快適だとは。人嫌いは今に始まったことではないけれど、1日家にこもっていられることがこんなにいい気分だとはね。ということで佐賀の旅の続きです。徐福の伝説は半村良の小説で知ったような気がします。何千年も前、紀元前の時代に不老不死の薬を探しに旅立つ話です。夢とロマンがあふれてますね。詳しいことはググってもらうとして紀元前220年頃、秦の始皇帝の時代の話です。もし死が逃れられるものなら誰もが欲するでしょう。それを逆手に取って村と一族を永遠に存続させようとした徐福はなんと素晴らしい。
徐福長寿館は長崎自動車道金立SAから直接行けるらしいので、一番最初に寄ろうかとも思っていたのですが、9時開館と遅かったので、まず祐徳稲荷神社に行って引き返すことにしたのです。効率はちょっと悪いのですが、旅の順番としては一番行きたい所や一番遠いところにまず行って、それ引き返すというのが正解だと思っているので、これはこれで正解だと思います。
昼食を三瀬そばでとって、徐福長寿館に着いたのは13時前です。途中どんぐり村(ここ車がものすごくたくさん停まってました)だとか巨石パーク(名前だけでもとても興味が湧きますね)とかがあってものすごく興味を惹かれたのだけど、佐賀に行く楽しみが増えたと思ってこれはまた次回にします。
さて、中に入ります。入場券は自動販売機で買うようになっていたのですが、その横にJAF協定の張り紙があって割引になるので自動販売機で買わないようにと書いてあったのであわてて車まで会員書をとりに戻りました。入場券は通常300円のところが100円引きの200円になります。JAFの会員出ない方はHIJのクーポンがあるのでこれを印刷して持って行ったらいいと思います。
窓口の男性のかたが中の案内をしましょうかと言われたのでその言葉に甘えて、説明を案内をしていただきました。徐福と不老不死の伝説、日本各地での徐福伝説の話、とてもわかり易くて、知識のない私達にもわかりやすくて、映像とかを見るより理解できたと思います。これは徐福東渡2220年記念につくられた陶板に描かれた絵です。言われないと陶板とはわかりませんね。とても綺麗でした。絵葉書にして売っていれば買っていたのにね。
結局不老不死の話は眉唾で、実際にはなかったのだけど、これは金立にある不老不死薬の植物カンアオイです。
長寿館の真ん中に鎮座している徐福像。中国で作られたものだそうです。
中国では教科書に載っていて学校で習うそうです。ということで壁際には徐福村や済州島にある徐福像の写真が多数掲示してありました。
徐福展示室。現代の徐福というのが気になりました。徐福が永遠の命を得て、未だに生きながらえているのかと思いました。
違いましたね。子孫は沢山いるみたいですが。
現代に語り継がれる徐福についてでした。お墓とか資料館とか像とかについてでした。
道教の神仙思想と不老不死について書かれてます。
神仙思想の象徴が仙人で
仙人は生死の苦しみを超越し「不老不死」の境地に達した、いわば超人です。その超人に憧れ、誰もが「不老不死」を願ったものですが、絶対の権力者・秦の始皇帝は、特に、強烈に「不老不死」を渇望しました。
とのことです。
徐福と秦の始皇帝は1世紀後の史記に記載があるそうです。これ、本物の史記なのかな。だったらすごいものを見たような気がします。
一通り見たので今度は庭に出て薬草を見ることにします。途中の部屋にあったのがこれ。薬草の見本です。かりん酒とかセンブリ酒とかがありました。この日はここで韓国語の講座(旅行で役立つハングル語講座(初級編))をやってました。
薬草園です。が、どれが薬草でどれが雑草で、なにがどうなのかよくわかりません。とっとり花回廊のように1区画に1つの植物といった分け方ではないので見分けがつきません。
何かの花。これだピンク色で目立ってました。除福についてはとても興味を惹かれたので全国の除福の軌跡を訪ねる旅でもしたくなりました。もっと知識を入れたいと思います。Yelpのレビューはこちら
続きます。