山口市内を散策してきました。その13八坂神社内の築山跡
山口市内を散策してきました。その13八坂神社内の築山跡

山口市内を散策してきました。その13八坂神社内の築山跡

築山跡(八坂神社)

八坂神社境内にある築山跡です。

ここは大内氏28代教弘が15世紀中頃に築いたといわれる筑山館跡です。筑山館は教弘以後歴代当主の居館となったところです。中世の連歌師宗祇は「池はうみ こずゑは夏の 深山かな」と詠んでおり、この句からかつて豪華であった庭の様子が忍ばれます。

築山館は大内氏滅亡後朽廃しましたが、園池の跡は残っていたといわれています。しかし、この池も江戸時代中頃周囲の築地の土をもって埋めてしまい、現在のようになったといわれています。江戸時代末の絵図によると、築地の外面は自然石の石垣であったことが伝えられています。現在指定地の内の北西炭にかぎの手に土塁(築地)が残っていますが往時の館の規模を示す遺構として重要です。また指定地内には八坂神社(本殿が国指定重要文化財)と築山神社があります。(現地の説明板による)

八坂神社の境内の隅の方にあるのでまるで目立ちませんね。築山神社は現在は補修中なんでしょうか屋根に白いシート、神社の周りは足場と言うのか木で補強してありました。

では。

(撮影日2009.01.09)