61/1000 「再会」幸田玲
作者がtwitterで宣伝していたので読んでみた。読むのは「夏のかけら」「未来からの贈り物」に次いで3冊目です。
陽子は直樹の胸に顔を埋めた。香水の甘酸っぱい匂いがして、直樹は思わず抱きしめていた。直樹の腕の中で、陽子は何度も嗚咽を上げて体をふるわせた。
これドキドキしますね。
同窓会で再会した昔の恋人の、現在と思い出を男性側から描いた物語。
ありがちな感じだけれど、それだけにありそうもない話。
私の同級生は還暦にして同窓会で再会し、結婚して海外で幸せに暮らしているけれど、この物語はここまで進みません。さあこれからどうなるのか?、というところで結末が。余韻はあるけど大きな残念感も残る。
えっと、実は陽子はトラブルで家族旅行が突然取りやめになって、同窓会に急遽出席したのだけれど、本当に急だったので会場には遅れて着いて一部の人にしか会えてなかった。美樹はそれを知らなかったというのはどうかな。
だめ?。
これなら話を続けられるね。というか続けて欲しい。
丁寧で落ち着いた語り口はいまままで通りです。とても読みやすいです。長編を読みたいな。
kindle unlimited で。買うと150円