美しい山陰の海岸沿いにのびる国道191号線、この海岸沿いにこの夫婦岩があります。
新しくできた二見トンネルの少し手前にあります。運転中の車の中からでも二つの大きな岩の間をしめ縄が結ばれているのがわかります。
道路に設置してある説明板です。海岸と反対側の路側帯にあります。ここに車を停めるといいと思います。
写真ではしめ縄の一部が芯だけになっていて、遠くから見るとしめ縄が空に浮いているように見えますが、下の説明によると1月11日には神事で張り替えられたようです。
伝説によると、二見浦の背後、馬路山に棲む龍が台風で大時化となる日、夫婦岩の間を通り、本郷沖、壁島の龍権社に御詣りされるという。この龍伝説のある夫婦岩の注連縄張りの起こりは、今より約150年前の嘉永年間(1848~1854)にさかのぼる。
当時、二見浦は沿岸漁業が盛んであり、地元の漁民が豊漁と海での安全を祈願するために両親健在の若者らを選び
1月11日の手斧始(ちょうなはじ)めの日、この夫婦岩に注連縄を渡す神事を始めたとされている。
現代では新年早々の1月2日の夜明けを待って網打ちを開始し、褌姿の男衆が若潮で禊をした後、夫婦岩によじ登り、注連縄を張り替える。岩下では残りの男衆が注連縄を竹の棒の間の又で支え、その張り具合を調整する。(現地の説明板による)
海岸に降りることができるので、すぐ近くまで行くことが出来ます。
では。
(撮影日2008.12.07)