90/1000「レビューの書き方」月狂四郎
実のところ、レビューを書くのは得意じゃない。簡単なものでも結構時間はかかるし、時間をかけてもあまりうまいこと書けてないように思う。なので、いつも後で読んだときに本の内容が思い出せれば成功かなという感じで書いてます。
とにかく、書評を書く時には作品と作者への敬意を忘れてはいけません。過去に自著を酷評された等、ひと悶着ある場合はともかくとして、面白いと思った作品は基本あなたが楽しんだ事だけを伝えればいいのです。それで十分なのです
世の中には文章のうまい書き方の本がたくさんあって、これもそれらのうちの1冊です。著者がセルパブ作家なので、レビューされる側でもあるので、わかりやすく、まっとうなレビューの書き方になっています。
「とにかく、書評を書く時には作品と作者への敬意を忘れてはいけません。」というのはその通りだし、月狂狂四郎だからこその言葉。
この本の中では著者自身のレビューを紹介していますが、良いレビューの見本として忌川タツヤ氏の「つんどく速報」が挙げてられています。このレビューは私もとてもいいと思います。フムフムではさらに文章が読みやすくなってます。とても参考になる。
さて実際のレビューの書き方ですが
1)レビュー4つのパートで構成。それは「簡単なあらすじ」「見どころの紹介」「個人的な感想」「付随的なな情報(作品の背景や予備知識等)」。
あらすじは、まだ読んでいない人にどういう本なのかを紹介するためには必要でしょう。うまいこと要約できればとてもいい紹介文になるのだけど、私の場合だと要約しすぎて、◯◯が◯◯した話、といった極端に短い文章になりやすい。もっと読解力をつけたいものです。
「見どころの紹介」については、「お前こんなところに感心してるのか」と言われそうなのでとても気を使うところ。感動する所、感じたところは人によってそれぞれだからね。部分的であっても惹かれたところ、心を動かされた部分の感想をを書けばいいんじゃないかな。なぜ気になったのか、なぜ心を動かされたのかってところを書けばいい。
付随的情報としてはその本の内容わからなかった所、理解するために自分が調べたところなどを書けばいいかな。
2)読んでいて「登場人物の名前特徴」「ストーリー上で重要そうな情報」にはハイライトを付ける。
これはスキルの部分。渡しの場合は熱中して読んでいるとハイライトをつけ忘れて、あっと思って前に戻って読み直してハイライトを引くこともよくあります。ここでのハイライトは文章や内容に惹かれた場所ではなくて、レビューを書くために必要なところにハイライトをつけます。
これは後で正確に書くために参照するためなので、ここであげられているように、まず登場人物の名前とか重要な情報ということになる。登場人物の心の動きだけハイライトを引いたり、情景の移り変わりの部分だけに引いたりするね。
3)Kindle for PCと純粋なキンドル端末を併用し、パソコンではストーリーの裏を取りつつ、キンドル端末では人物の名前・特徴を調べていく。
Kindle for PCはレビューを書く時に活用したことは今までにないな。覚えている範囲内で書いている。ハイライト部分はPCで見るけどね。複数の端末を利用して内容の間違えがないようにするのということは必要だよね。
これを実践して、少しはまともなレビューは書ければいいな。
kindleで99円。