なつかしい、ミシェール
なつかしい、ミシェール

なつかしい、ミシェール

なつかしい、ミシェール、
きみのおかげで、ミシェール、つまりはきみが存在し、僕はきみを信じているから、僕はやっと外界との接触を保っていられるのだ。(13P)

「どうしたんだ、ミシェール、覚えてるのか」
頭を振って、彼女は覚えていないと知らせた。もうそれがうるさいのだった。(32P)

今、ル・クレジオの「調書」を読んでいます。

300ページのうち60ページを読んだだけなので、今はまだ物語の背景と「ミシェール」と「アダム」の関係が少しわかってきたところです。この2人が主人公かどうかもわかりません。アダムはろくでもない男のようにしか思えません。

ル・クレジオは大学生の時に読もうと思って本を買ったのだけど読めなくて、今になって読もうとしたら本が見あたらなかったので買い直しました。翻訳ということでの読みにくさもあるのだけど、なかなか頭に入ってきません。

今日は10ページほど読みすすめたのだけれどよく理解できなくて2、3回読み直すのでページがはかどりません。理解力が落ちているような気がします。

最近読んだKDPに、毎日400字の日記を1年間書き綴ったものがあって、それには何をやったかは書かれてなくて、何を考えたかを書き綴ってありました。400字、原稿用紙1枚分、毎日自分の考えたことを書き留めるということは常に何か考えていないと無理だと思います。

私の日記は行動記録としてやったことを箇条書きで書いています。感想や考えたことはできるだけ書かないようにしています。考え出すと時間がかかるし、書き留めておこうとすると更に時間がかかるので、そのうちしんどくなってやめてしまうと思うんですね。

箇条書きでもあの時何をしていたか、という事は思い出せるので、それはそれでいいと思っているのですが、せっかく日記を書いているのにこれだと考えることを放棄しているのと一緒です。最近思考力が落ちてきたのはこういうところにも原因があるような気がします。

これからはもっと考えて行動することにしよう、もっと考えて物を言おう、もっと考えて文章を書くようにしよう、と思います。

では。