塚の川古墳公園は小野田市内から山口東京理科大に向かう道の途中にあります。大きな道路標識が出ているので入り口はわかりやすいのです。どころがすぐ道が狭くなって、古墳がどこにあるのか少々わかりにくいです。道路が狭くなる手前、右の方に写真の表示があるので見落とさないように。ここには車3台分ほどの駐車場あるので車を停めてこの道を歩いて行きます。
田んぼの中の狭いあぜ道です。その奥に塚の川古墳があります。
訪れた日は冷たい雨が横殴りに降る風の強い日でした。とても寒くてゆっくりすることが出来ません。
きれいに整備された公園で、晴れた日に来るとまた違って気持ちよさそうでした。
大判山古墳石棺
この石棺は、塚の川古墳から南に約1.5Kmの小野田市小野田字東高尾の丘陵上にあった。市内最古(5世紀)の大判山古墳の主体部から出土した箱式石棺です。棺材は、砂岩で造られており、石棺の内側の長さ151.5cm、幅約57cmで、厚さ約15cm程度の大小4枚の板石を組合わせたものです。発見は明治20年頃で、石棺からは、朱がついた人骨・銅鏡・剣が出土したと伝えられています。その後、石棺材は、小野田市歴史民俗資料館で保存されていましたが、
この塚の川古墳公園の整備に伴い、復元した物です。(現地の説明板による)
古墳時代前期の遺跡は、現在のところ発見されていませんが、中期になると竜王山東側の丘陵に大判山古墳が築かれ、
人々は、本山・焼野・鳥取一帯に住みました。後期になると古墳が盛んに築造され始めました。現在の旧厚狭郡地方に古墳が約百ヶ所発見されていますが、その半数の51個は小野田市に散在し、しかもその大部分は竜王山周辺に密集しています。そのほとんどの古墳は小規模な横穴式石室を持つ円墳でしたが、この塚の川古墳は、墳丘・石室規模などからみて須恵半島でも有数の古墳です。(現地の説明板による)
では。
(撮影日2009.01.14)