ふくふく維新券
ふくふく維新券

ふくふく維新券

ふくふく維新券

写真はもう完全に忘れらている平成11年の地域振興券、下関市のふくふく維新券です。今回の定額給付金にあわせ、市と商工会議所が協力して「プレミアム商品券」を発行するそうです。いまのところ宇部市、山口市、防府市、周南市、萩市で取り組むようです。下関市や美祢市でも検討しているようです。

1万円で1万1千円分の商品券が買えるという、どこかの量販店が販売した商品券に似ています。商品券は印刷の手間と費用が、小売り側にとっては取り立て(現金回収)の手間が発生するので、効率的な政策ではないと思います。
定額給付金を市内に囲い込みたいという気持ちはわかりますけどね。これで消費がもりあがれば万々歳ですが、下のような記事を読むと、たとえ消費が上がったとしても一時的なものにすぎないような気がしてきます。

市場半減!~成熟社会化による“モノ消費”の崩壊
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090302/135762/

この商品券は我が社でも使えるようにするらしいのですが、取り立て(換金)比率がある市の場合95%なので、あまり使って欲しくはないらしいのです。1万1千円使ってもらって、手元に残るのは10555円。手間がかかる上445円粗利が減りますからね。100%という市もありますが、これはこれで潔いです。が、できたら手間賃込みで101%くらいにしてくれませんか?。

下関では定額給付金の支給は忘れた頃の6月になるそうです。その頃は、その金額以上に給料が減る可能性があるので、これからどうやってやりくりしようか考えている今日この頃です。ただ給料はできるだけ減らさない方がいいと思います。総コストは下げて、個人分は減らさないような仕組みの変更に取り組んだほうがいいような気がしますね。会社というのは自らが変わることを望まず、部下に変わることを望む人が多いので、なかなか難しいことではありますね。自戒を込めて。

では。