右に澄心池を見てまっすぐ奥の院方向へ。
浮かびてちいさき 泡一つ はかなく水に 消えゆきぬ
おもかげさえも ありなしの おうに術なき あわれさよ
南無や能化の 地蔵尊 南無や能化の 地蔵尊
育ちてあれば ほほえみて 父とし呼びて 縋り来ん
その名を呼べば 顔あげて 声も明るく 駆けよらん
南無や能化の 地蔵尊 南無や能化の 地蔵尊
胸にはせまる 歎きあり 母には母の 涙あり
この世の縁は 浅くとも 深く契らん 次の世に
南無や能化の 地蔵尊 南無や能化の 地蔵尊
(「水子地蔵御和讃」境内の説明版による)
足元の小さな地蔵。子どもたち?父と母?。
横を川は流れてますが、この祠のあるのは河原ではないです。
ひとつ積んでは父のため ふたつ積んでは母のため
賽の河原では親より先に死んだ子供たちが父母のために石を積み上げています。積み上がる前に鬼が出てきてその石を崩してしまいます。
恐怖や悲しみの心を静めてくれるのがこれら地蔵です。
続きます。