引き続き尾道市です。
高架になっている山陽本線の下をくぐって やっと下まで降りてきました。前の道路は国道2号線。
2号線を通りすぎて海の方向へ向かいます。2号線なので車の通りは多いです。
適当なところで2号線を右折します。商店街がありました。人通りがあってかなりのにぎわいがありますが、商店街は通り過ぎるだけです。
まっすぐ行くとここも商店でお客さんが果物を選んでました。このまま真っ直ぐ通り抜け、広い道に出ます。この道を海にそって景色を見ながら東へ歩きます。
しばらく歩くと尾道市役所があります。この市役所の反対側にあるのが目指す「おのみち映画資料館」です。目立たないのであやうく通り過ぎるところでした。
入館料は500円ですが、割引があったので400円でした。中には尾道に関する映画だけでなく日本映画全般のポスターやパンフレットなどの資料がありました。小津安二郎と新藤兼人監督の資料が豊富でした。尾道三部作の大林宣彦監督の資料はほとんどありませんでした。ミニシアターでは東京物語の映像や尾道の紹介、コンテストの映像などを上映していて、すっかり腰を落ち着けて見てしまいました。入館者は私達以外にもたくさんおられたのですが、ミニシアターに来られた方はいませんでした。とても面白かったのにね。ここには1時間以上いたような気がします。足の疲れもすっかりとれました。「東京物語」は心に余裕が無いと見てもつまらなと思うので、時間がある時DVDを借りて見ようと思います。
建物の右にあった昔の映写機。黒くてでかくて威厳があります。
お腹が空いたのでお好み焼きを食べることにしました。Nexus7で検索して見つけた店を目指して歩いていると、「おのみちラーメン」にのぼりを見かけました。1回は食べてみたいと思ったのですが、広島風お好み焼きも捨てがたいので通り過ぎました。
ちょっとびっくりしたのが、この店です。行列ができてました。調べると朱華園という店のようで、行列はいつもの事らしいです。メニューを見ると人気店のわりにリーズナブルな感じ。地元の人が多いのかな。
で、私達が入ったのはこの「いわべえ」という店。入り口は狭かったけど、中も狭い。カウンターだけの店でしたが、満席でした。会話を聞いいているとお客は観光客が多いみたいです。
サイトの紹介には奥さんが出ていたのですが、この時は店に出ておられませんでした。ご主人は職人風で気難しいのかなと思いましたが、会話をしてみると気さくでとても気分がよくなりました。食べたのはスタミナ焼き。豚、ニラ、にんにくにお餅が入っているやつ。食べていて餅の食感が実に旨かった。テーブルの上に「尾道やくみ」というものがあったので、これなんだろうと話をしていると、唐辛子に魚粉が入っているって教えてもらいました。たっぷりかけて食べたのですが、辛かった。旨かったのでおみやげ屋さんで探して買って帰りました。
お腹がいっぱいになったので、帰ることにします。帰りは坂を登らずにロープウェイに乗ります。地図を見たらロープウェイの乗り口はすぐわかりました。尾道ではNexus7でグーグルマップを使って移動していたのですが、通信量は100メガぐらいしか使わなかったですね。
降りるのに1時間以上かかったのに、頂上には5分でつきました。ロープウェイの様子は一番上のYouTubeをみてください。満員だったので窮屈だったのが誤算ですが、ほとんど揺れず、乗り心地はよかったです。写真の大きな建物は展望台です。
恋人の聖地と書いてあります。桂由美と書いてあります。帰ってから調べると「恋人の聖地プロジェクト」というものがあるらしい。昼よりも夜のほうが雰囲気はよさそう。
頂上にあった土産物屋さん。この大きく書いてある「さくらの花ソフトクリーム」、珍しいので、買って食べてみました。とても美味しく食べたのですが、さくらのフレーバーが濃すぎて、ゲップが出るたびに胃の中でさくらが匂ってました。
家人は、以前ここの桜の香水を使っていて、見つけたら買おうと思っていたらしく、探して買ってました。嬉しそうにしてました。桜の季節じゃないのに、あってよかったね。
今回の旅はこれで終わりです。では。