島原城を降りてくると、案内の矢印があったので城の裏にある西望記念館へ行ってみました。北村西望氏は現在の南島原市生まれの彫刻家で長崎市平和公園の「長崎平和祈念像」を制作した方です。1987年102歳でお亡くなりになられています。
歩いて行く道すがら彫刻が野外に展示されていました。たくさんあったのですが、この「喝」という彫刻が迫力があって一番印象深かったです。
これはライオン。これも迫力がありました。
北村西望氏。
「わが国の彫塑界の巨匠で、文化勲章を受賞された郷土出身の北村西望先生の米寿を祝して1972(昭和47)年に開館しました。先生の、1世紀に近い長い創作活動の軌跡をたどれる、世界でも類のない美術館で、その代表作品約70点を展示しています。」とのことです。(島原城ポータルサイト – 西望記念館)
記念館入り口です。入り口で尋ねたら写真撮影しても良いということでした。
入ってすぐ掲げられている写真と経歴。
平和祈念像。この像の左に最初の雛形も展示されていました。観音にするか、女神にするか、また裸体にして男か、女か、立像か坐像かいろいろと模索されたそうです。最終的に氏の最も得意とする裸の男にしたとのことです。
4分の1と書かれてますが、平和公園にあるのはもっと大きい印象がありましたね。目の前に行くとこれでも相当大きいのですが。
これは平和祈念像の試作品で立像。
座って、右足に布がかかっている形が、見慣れたせいもあるかもしれませんが、迫力と安定感があるように感じますね。
1階には大きめの彫刻が展示されていました。
2階へ行く階段の途中に掲示されていた文章。『平和も「記念」ではなまぬるいと思った。平和は「祈念」すべきで「記念」すべきではないと思った。』と書かれていました。
2階は小さめの彫刻が並んでました。
絵にも迫力がありますね。北村西望記念館、作品がたくさん見ることができて、とてもよかったです。感動しました。
続きます。