長崎街道小屋瀬宿 その5市指定有形文化財「旧高崎家住宅」
長崎街道小屋瀬宿 その5市指定有形文化財「旧高崎家住宅」

長崎街道小屋瀬宿 その5市指定有形文化財「旧高崎家住宅」

長崎街道小屋瀬宿

見えてきたのが高崎家住宅。ここの隣に駐車場があるのでここに車を止めてもよかったかも」しれません。遠賀川河川敷の駐車場は満車に近いくらいの車が止まってましたが、あれは観光客が止めていたのとは違うみたいですね。ここには2台止まってました。

 

長崎街道小屋瀬宿

手前にゴミ収集所があるのでそれを避けて上の方から、木屋瀬宿の案内板です。現在地が旧高崎家住宅になっているだけでパンフレットの地図と同じです。

 

長崎街道小屋瀬宿

これが市指定有形文化財の「旧高崎家住宅」です。ここは市の管理になっているので中が見学できます。伊馬春部ののぼりが見えてますが、この家は放送作家の伊馬春部の生家だそうです。みちの郷土史料館ではNHKドラマの『向う三軒両隣り』の作者だということで紹介されましたが、このドラマは1947年~1953年に放送されたということなので、私が生まれる前のことで見たことはありません。

 

長崎街道小屋瀬宿

あとで説明をしてもらったのですが、この壁?は全部外れるそうです。ここが家人の出入り口。

摺り上げ戸(すりあげど)
道路側に面するところなどに用いられる建具で、溝に沿って上げておきます。昼間は開口の上に吊るします。(パンフレットより)

 

長崎街道小屋瀬宿

ここの扉も全部外れるそうです。ここが商売用の出入り口で、荷を運ぶ車が直接中に入れるんだとか。

大戸口(おおどぐち)
通り土間にある幅の広い出入口で、通常は全体を釣り上げて出入りし、夜間などは全体を閉めてくぐり戸から出入りします。(パンフレットより)

 

長崎街道小屋瀬宿

見学は無料です。この日は私以外には誰もいなくて、中にはいってもしばらくは誰も出てこられませんでした。中は撮影不可だったので写真はありません。チャイムが鳴って誰かが来たことがわかるようになっていて、しばらくたって、女の方が出てこられて案内してくださいました。

 

長崎街道小屋瀬宿

裏庭の出口にある井戸。水の水面が見えていて、今でも湧いているみたいです。

 

長崎街道小屋瀬宿

礎石(そせき)
土台の下には布石の礎石が廻り、地面の湿気が土台に伝わることを防いでいます。(パンフレットより)

床下は開いてませんね。砂利が引いてあって近づく人がわかるようになってます。

 

長崎街道小屋瀬宿

戸袋。

 

長崎街道小屋瀬宿

全部の雨戸がすべてこの戸袋の中に収納できます。残念ながら前日の雨で滑りが悪くてここから右へ戸が動かなくて、謝られたのですが、謝る必要はありません。

雨戸
入隅(いりすみ)や出隅(ですみ)で回転して戸袋に収納されるなど、さまざまな工夫がなされています。(パンフレットより)

 

長崎街道小屋瀬宿

上の写真の左側。ここも同じ構造です。この家の2階の部屋の天井は(上下逆の)船の底みたいになっていて真ん中が高くて両端が低くなってました。畳があるのはこの部屋だけだったそうです。(写真は写せませんでした。)

 

長崎街道小屋瀬宿

今通ってきた裏庭。

 

長崎街道小屋瀬宿

ここから外に出ました。

 

長崎街道小屋瀬宿

丁寧に説明してくださり大変ありがとうございました。

続きます。