5ヶ所あわせて寝太郎公園
5ヶ所あわせて寝太郎公園

5ヶ所あわせて寝太郎公園

寝太郎公園

山陽小野田市の寝太郎公園「ゆめ広場」です。寝太郎公園は厚狭川の両岸に何ヶ所かあって、「ゆめ広場」とその公園の総称が寝太郎公園と呼ばれています。ややこしいですね。何ヶ所かと書きましたが、正確には公園は5ヶ所。「千石船の公園」、「わらじの公園」、「桶の公園」、「砂金の公園」、そしてこの写真の「ゆめ広場」です。「ゆめ広場」が一番広くて、野外ステージ、お祭広場、笠石ベンチ、ふるさとの山広場があります。その周りを遊歩道、あじさいロードが通っています。6月の「ほたる祭り」もここでひらかれます。

 

寝太郎公園

千石船の公園です。

「千石船の公園」から寝太郎物語が始まります。各公園には寝太郎の物語を書いた説明板が建てられていて、全部回ると物語が完結します。中央に大きな千石船が設置され、マストのわらじを背に寝太郎くんが立っています。残念ながらこの千石船には柵がされ船の上で遊ぶことはできません。

「むかし、むかし、厚狭の里にものぐさな若者がいました。毎日毎日寝てばかりいたので、村の人に寝太郎と呼ばれていました。3年3月寝て暮らしたある日、村一番の金持ちである父親に千石船と船いっぱいのわらじをつくらせ、かこ(水夫)を8人連れて佐渡島へと向かいました。」(以下現地の物語板による)

 

寝太郎公園

「わらじの公園」です。

「わらじの公園」ではあらゆるものがわらじの形をしています。「佐渡島へ渡った寝太郎は、島の人を呼び集め履きふるしのわらんじ(わらじ)と、新しいわらんじをとり替えてあげました。島の人は大喜びで、あっというまに千石船は古いわらんじでいっぱいになりました。かこ(水夫)たちは、これを見て目を丸くして驚きました。」

 

寝太郎公園

川を渡って対岸の「桶の公園」です。

「桶の公園」では桶の形のアスレチックがあります。「古いわらんじ(わらじ)を佐渡島から持ち帰った寝太郎は、父にせがみ大きな桶をつくらせました。桶ができると、今度はその中に水をいっぱいはらせ、その中に古いわらんじをどんどん入れ、今度はわらんじについた土をその中に洗い落とさせました。桶の底には、たくさんの土がたまりました。」

 

寝太郎公園

戻ってきて夢ひろばの対岸「砂金の公園」です。
「桶の上水を捨てて桶の底の土をよく見ると、中にキラキラ光る金の砂がありました。(当時、佐渡ヶ島は名高い金山で、土を持ち出すことは禁じられていました。)寝太郎は、3年3月寝て考えたすえに、このように大変な砂金を手に入れたのです。寝太郎はそのお金で、厚狭川をせきとめ田んぼや水路を作り、開作地にしました。この寝太郎は今では寝太郎様といって神様にまつられているということです。」

では。

(撮影日2008.06.07)


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