2017年秋の旅佐賀県を横断してきた。その4夜の御船山楽園プロジェクションマッピング
2017年秋の旅佐賀県を横断してきた。その4夜の御船山楽園プロジェクションマッピング

2017年秋の旅佐賀県を横断してきた。その4夜の御船山楽園プロジェクションマッピング

17時ホテルにチェックイン。ちょうどいい時間。空模様が多少気になる。晴れてはいないけど雨も降ってない。寒くなくていい感じ。休憩もそこそこに武雄市の御船山楽園へ。

ホテルAZに泊まるのは3回目。大分が地盤のビジネスホテルでシングル部屋が基本。武雄市周辺でツイン(2段ベッド。子供の頃を思い出す。)は長崎波佐見店しかなかった、なので長崎から佐賀へ越境して行きました。車で約30分。

最初は第一駐車場へ行ったのだけどこちらは18時半開園ということでした。改めて第二駐車場へ。こちらは18時開園。15分前に到着。すでに50人位並んでました。

後ろに並んだカップルは会社帰りらしく、恋人未満友人以上という感じで会話中。女子のほうがかなりテンション上がってました。夜のアート展、プロジェクションマッピング。いい雰囲気でデートができそう。

タクシーで来たお客さんもいました。

 

18時開園。チケット購入で時間がとられるので、すぐに入園という感じではなく、ぞろぞろと。22時半の閉園まで4時間半時間。余裕で回れます。問題があるとすれば私自身にあります。最近夜が早いので眠くなるかも、と思ったけど全く眠くならなかった。ホテルに帰っても興奮していたのか0時近くまで起きてました。

このアート展は10月29日が最終日。さすがに前日の土曜は入園者が多いだろうと思っていました、がこの日も多かった。多すぎて身動き取れないということはないけれど、いたるところに人の姿があって、夜の山道なのに危険は感じません。逆に人影がシルエットになって雰囲気が倍増した感じ。

 

「岩割もみじと円相 / Split Rock and Enso」

並んでいる時パンフレットを配ってくれたお姉さんに、どういう順で見たらいいですかね?、と聞いたら池の方は18時半からなのでそこ以外はご自由にということだったので、上から下に見ることにしてまず登りました。

平らな庭園を想像していたのだけれど違って、普通に山でした。名前にちゃんと御船山と書いてある。結構な上り下りがあるのでゆっくり歩きました。夜でなければ怖気づいて歩けなかったかも。

でこれは最初に出会った作品。筆で書いた輪のような映像がゆっくり動いてました。

船山楽園内、岩を割って生えている岩割もみじの岩(高さ約2.4m、幅約4.7m)にプロジェクションした作品。 禅における書画のひとつ「円相」(円形を一筆で描いたもの)を空間に一筆(空書)で描いている。

 

「増殖する生命の巨石 / Ever Blossoming Life Rock」

華やかな色とりどりの花や魚が大きな岩にプロジェクションされていました。

苔生す巨石(高さ約5.5m 幅約4.6m 奥行き6.5m)に、花々が永遠に咲いては散っていく。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り、変化していく。 花は生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、消えていく。

 

 

「生命は連続する光 – ツツジ谷 / Life is Continuous Light – Azalea Valley」

円の真ん中の広い森全体にプロジェクション。光が連続して次々に動いていきます。上から見ると光の動きがよくわかる。下からだと森全体の様子がよくわかる。

光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅している。 光は、人々が近くでしばらく立ち止まると、強く輝き、音色を響かせる。そしてその光と音色は、近隣に伝播していき、連続して広がっていく。

 

 

「夏桜と夏もみじの呼応する森 / Resonating Forest – Cherry Blossoms and Maple」

歩く遊歩道の左右に広がる紫色の光。

御船山楽園の桜ともみじの森が光り輝く。木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅している。 木々の光は、鑑賞者が近くを通ると、光の色を変化させ色特有の音色を響かせる。

 

 

ISO感度をあげればもっと明るく撮れると思うのだけど、いつもオートなので目で見るほうが優先で。実際には写真より明るい感じで見えています。あたりには人がぞろぞろ歩いています。遊歩道は歩きやすいです。

 

「かみさまの御前なる岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Sacred Rock」

大きな声で案内されて階段を上がります。混雑するので一方通行です。

御船山楽園内、稲荷大明神にある巨石(高さ約3m、幅約4.5m)を仮想の三次元空間に立体的に再現し、そこに水を落下させ、巨石の形による水の動きをシミュレーションし滝を描いた。その滝を、実際の稲荷大明神にある巨岩にプロジェクションマッピングした

ということでここには水はありません。布なのかな大きな縦長のスクリーンに滝が映し出されています。写真よりも遥かに神々しく美しい。

 

滝の下、滝壺に当たるところには巨岩があって、そこの前で記念撮影。体全体に滝が映し出されていて水の精になったような雰囲気です。

続きます。