今日も気分はパラダイス
今日も気分はパラダイス

今日も気分はパラダイス

我が家はまだエアコンを入れてないので、暑くて暑くて寝苦しいです。過ぎてしまえば、西日本各地で被害を出したあの激しい雨はなんだったんだろう、と思うことしか出来ない今日このごろです。

さて、amazonプライム・ビデオでトム・クルーズの「オブリビオン」を見て妙に耳に残ったセリフがあります。主人公ジャックのパートナーであるヴィクトリアがテレビ越しの上司に報告するときの言葉です。「今日も気分はパラダイス」。とっても陽気で明るくていいです。天国ですね。気分は天国!。

健康診断で体重を測ったとき、ちょっとお座りください、体重が減っているのですが?、減っていると何か問題でもあるのだろうか?、「減らしているので」と答えると、ああそうですか、と無罪放免。病気だと思ったのでしょう。

最近読んだ本です。もちろん電子書籍。柴田よしきの「激流」が読み応えがあってよかったです。

「幸せは白いTシャツ」片岡義男(512/1000)久しぶりの片岡義男。手元にないので確認できないけれど、紙で読んだことがあるような気がするのだけれど、似ている別の物語だったかもしれません。片岡義男の物語では嬉しいとか悲しいとかいった情緒を表す言葉がないのでドライな感じがしますが、何かをすることで、その行動の積み重ねで心情を類推させるので、どんなに悲しいときでもウェットにならず、スタイリッシュな感じになりますね。片岡義男の全著作電子化プロジェクトは着々と進んでいるようで、喜ばし限りです。(三島由紀夫とか安部公房とかまったく電子化されていないのですがどこかの出版社でやってくれないかな。)まだサポーターを募集しているようなので、Tシャツがほしい方はぜひ応援してあげてください。

「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~7巻~10巻」理不尽な孫の手(513~516/1000)前世の記憶を持ったまま赤ん坊に生まれ変わるという、異世界転生ものとしてはよくある設定だと思います。生まれ変わって魔法と剣の世界を冒険をしながら成長(肉体も心も)していくのですが、3巻で突然物語が大転換します。見知らぬ土地に飛ばされて人生経験がリセット。現在18巻まで出ているので物語は未だ半分。

「激流 上・下」柴田よしき(517,518/1000)NHKでドラマ化された時に、奥さんがとても熱心に見ていました。(配信はされて無いようですが、DVD化はされています。)中学の修学旅行で行った京都、班別の行動でバスに乗って移動していた途中に忽然と消えてしまった小野寺冬葉。20年後、同じ班で行動していた残りの6人うちの2人に「わたしを憶えていますか? 冬葉」というメールが届く。同じ中学に通っていても20年も経てば人生も様々で、同じ班にいた6人の、その様々な人生が丁寧にじっくり書き込まれていて思わず感情移入してしまいます。謎が解けて物語が終わってしまうのが惜しくなります。

では。